洒落怖
夢魅

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私 「親父、山の麓の廃寺とか知ってる?」
親父「知ってるが、何かあったのか?」
私 「いや、最近友達が変な「玉」見つけてさ、良い事ばかり起きるって、少し変でさ」
親父「知らんなー、俺が小さい頃にはすでに廃寺だったし、気になるならAの祖父ちゃんにでも聞いてみろ、わかるかもな」

まあ次にAん家に行った時にでも聞いてみるか、そう思った時にAから電話があった
A 「本当にヤバイ、すぐに俺ん家来てくれバタバタな」
それだけを言いAは電話を切った
凄い剣幕でしたから本当にヤバイ何かあったと自転車に乗りすぐにAの家に向かいました
Aの家は結構近いので5分程で着き外で待機してたAとEに何があったか聞きました

37 本当にあった怖い名無し 2012/05/01(火) 08:48:00.53 ID:YSGKGk/pO
私 「なんだよヤバイってまさか妊娠した何て事じゃねーよな?」
A 「ふざけてる場合じゃねーよ、Kが持ってた「玉」あれは絶対良い物じゃない」
意味がわからず聞いてた私にAは「説明は後でするから、とにかくKの家に急ぐぞ」と3人自転車でKの家へ向かった

道中ある程度の話は聞きました、やはりAもEからKの状態を聞き「玉」の事が気になり、祖父ちゃんなら知ってるかもと聞いてみたそうだ
A 「祖父ちゃん廃寺知ってるだろ、何か変な「玉」見つけたんだけど、何か知ってる?」
祖父「廃寺…山の麓のか!?何であんな所に行った!!?「玉」はどうした?今も持ってるのか!?」
いつも面白い祖父ちゃんからは考えられない真剣な表情だったそうです
A 「俺が持ってるんじゃないよ、友達が…」
言いかけた瞬間「すぐに持って来い」と言われ私に連絡したという事でした

あの祖父ちゃんがと私も同じ気持ちになり無言でひたすらKの家まで自転車を走らせました
Kの家に到着すると、同時に家から何かが割れる音と女性の叫び声が聞こえました

これは本当にヤバイんじゃないかと玄関へ急ぎチャイムを鳴らしたが返答は無く、鍵は開いていたので緊急という事で勝手に上がりKの部屋に向かった

38 本当にあった怖い名無し 2012/05/01(火) 08:50:28.60 ID:YSGKGk/pO
ドアを開けた瞬間、心臓が止まるかと思った、Kの家族は全員Kの部屋にいた、その中心には髪を振り乱し、ブツブツ何か喋り、左手に刃物を持つKの姿がありました…
その姿に元のKの面影はありませんでした

余りの状況に3人共微動だに出来ず立ちすくんでた、そんな時にKの姉が
K姉「何してんのよ、あんた、本当にお願いだから、そんなの渡して」
そう言い近寄ろうとした瞬間、Kが凄い勢いで叫びながら刃物を振り回した
幸いK姉には当たらなかった物のそんな状況で迂闊に近付け無い、私達3人は言葉で訴えかけました
私 「何してんだよ、危ねーだろ、何があったんだよ!?」
E 「K、お願いだから、そんなの置いて話そ?」

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