洒落怖
まるで双子のよう

この怖い話は約 3 分で読めます。

今までまとめを読むばかりだったけど。
たまには書き込みしてみようと思う、至らない点、判りにくい点があったらすみません。

今まで心霊体験と巷で呼ばれる様な事っていうのは、
多分人並み以上に経験してきているんじゃないかと思う、それは兎も角として、
恐らく、自分がそういう事によく遭遇してしまう様になった切っ掛けの話。

高校時代の友達で、Mという奴が居た。
始めて教室で見かけた時、余りにも自分とタイプが逆過ぎて、
お互いの第一印象は、「コイツとは友達になれない」、だったというのに、気付けば常に一緒に居た。

仲良くなるに連れ、互いの家に泊まったり、誕生日は何時だという話が出たりし始める。
その時に驚いた事があった。
まず、母親の誕生日がぴったり10年違いで同じ日だという事、
「これで自分達の誕生日も一緒だったらちょっと恐いね」そう言った後に、お互いの誕生日を言うと、
Mが一日先に生まれ、自分はその後を追う様に一日遅れで生まれていた。
(Mが三日なら自分は四日生まれという事です)
が、しかし、自分は難産だった為、一日遅れの日付になってしまっただけで、予定日はMと同じ日だったそうな。
物凄く驚いたが、それと同時に少し薄ら寒くなったのを覚えている。
その当時、親達にまで「アンタ達は双子みたいだよね」そう言われていたからだ。
性格も服の趣味も聞く音楽も真逆なのに、お互いに何故か一緒に居なくてはという思いに駆られていた。
520 本当にあった怖い名無し 2007/08/05(日) 17:58:48 ID:oSsQuLY80
さて、前置きが長くなりましたが、やっと心霊話へ。

自分には霊感っていうのが、当初「あぁ、何と無くここは嫌だな、何か居るな」位なもんで、
声が聞こえたり、見えたり、触られたり、とかいうのは無かったのですが、
そのMがバッチリ見えちゃう、聞こえちゃう、話せちゃう、みたいな子だった訳です。

とは言っても、当時自分が見えないモノは信用しない、という感じで、
幽霊には懐疑的な態度を示していた訳です。
けど、ハッキリ見ちゃったのですよね、Mのうちで。
「ベランダが通り道なんだ」そう言うMのベランダからは確かに足音なんかはしてましたが、
正直気には余りしてなかったのです。
けど、そこで始めてハッキリ見てしまった訳です。
見えたものは青白い、何ていうか白いこんにゃくがあるじゃないですか、あんな色合いの足首から下。
それがまぁ、ペタペタ歩いてて思わず( ゚д゚ )・・・・になりました、
そして、そんな事が続く内に自分まで見えるようになったと、霊感はうつるって本当みたいです。

さて、そうなってしまい数ヶ月、大して恐い思いはしていませんでした。

が、ある晩の夏祭りの後、片付けも終わった近所の神社の境内で、
ちょっと悪ぶった先輩達や、そのカップルグループと一緒に深夜ダラダラしていました。
勿論、Mも居た。
皆好き勝手にウロウロしながら祭りの後の空気を楽しんで、涼んでいたのですが、
時間はそろそろ深夜の一時二時をカウントし始めていた。

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