洒落怖

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唖然とする母が枕の内側をみると同じような赤黒い何かの跡があった。
三本指で線を引くような跡。
祖母が封を切ったように勢い良く塩をもってきて部屋の中だってのにかまわずふりかけまくった。
そして母がハっとして急いで中身をビニール袋に一粒残らず入れてお寺に持って行ったらしい。
住職さんは差し出されたビニール袋の中身を確認するとすぐにお祓いしてくれた。

でもずっと薄気味悪い写真が頭の中でちらついてた。
さすがにその日は一切、眠れなかったそうだ。

翌日、そのことをすぐに同じ枕を買った同僚に話したら、その同僚はダッシュで家に帰って中身を確認したらしい。
案の定、薄気味の悪い写真(でも同僚のほうは、どこかの海で撮った手を振るおっさん)と髪の毛。
それと枕の内側に二本の線。同僚は同じようにお寺で供養とお祓いしてもらった。
すぐに職場の寝具売り場担当にその事を言うと「その枕は入荷が5個で売り切れた」という。
売り場の担当は証拠もないし、ただの冗談だと思って真剣に取り合ってくれなかったし、
出荷元もいたって普通の寝具屋だった。

いまだにアレはなんだったのか、残り3個の枕はどうなったのか、わからず仕舞いだった。
気持ちが悪いけど、別にその後害はなかったし、怪談話の十八番にしてるって母は言ってた。
だけど枕だけはいまだにソバ殻は無理だってさ。

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