学校の怖い話
かくれんぼ

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恐る恐る、近づくA

306 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/15(金) 10:16:42 ID:Nf/F3LV40
画面を見ると、真っ暗な画面に赤い文字で
「真っ暗闇。足を刈られる黒い部屋」

次の瞬間、バンッ!と音がして
またAはサーバールームに閉じられてしまった。Aはまた叫んだ
「うわぁぁぁ!」暗闇に浮かぶ赤い文字に耐え切れなくなったAは
パソコンを落とそうとする。しかし、終了しようとしても終了できない。

あわてて、電源ボタンを押して消してしまおうと
ボタンに触ると異変に気づく。ボタンが鋭利な刃物で
ズタズタに傷つけられていた。「!!!」
とっさにAは、パソコンの電源コードを一気に抜いてしまった。
すると辺りは、また漆黒の闇へ。

「ぎゃぁぁぁ!」叫ぶA光を求めて、震えながら携帯を開く
「新着メール1通です」

メールを受信していた。Aは気が気でないまま、携帯を開いた。

「ずっと、うしろにいるよ」

Aは、完全に取り乱してサーバールームの扉をたたき始めた。
「助けてぇぇ!!」すると、突然、目がくらみ前が見えなくなった。

「うぎゃぁぁぁ!!!」

307 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/15(金) 10:18:20 ID:Nf/F3LV40
…サーバールームに明かりが灯されたのだ。
「あははははは!!」
そこには、3人が立っていた。ずっと奥の物陰に隠れていたC,D,Eだった。

「かくれんぼを始めてから、ずっとここに隠れていたんだよ。」
「お前が叫んでいる間、笑い声が聞こえないか心配だった。」
「捕まえられて閉じ込められている間、音を一度立ててしまって
バレてしまうと思ったが、お前思った以上にビビってるから
逆に恐怖をあおることになって、本当によかった。」
「よくない!本当に怖かったんだ。」
「コンピュータの仕掛けもこのメールも全部お前ら3人がやったのか?」
「そうだよ。お前がこの部屋からいなくなる合間をぬって作業した」
「すべてお前をはめるためだ」
「しかし、サーバールームの電気系統だけ
電源元から別になってるの知らなかったのか?」
「一番苦労した隠れるスペースを作った意味がなかった。」
「暗いなら電気をつけろよ。」
「しるかそんなもん」
「みんなグルかよ。」
そんな会話をしていると、サーバールームの扉が開いた。
ひょこっとBが現れる。
「みんな、お疲れ!」
「Aどうだ?楽しかっただろう」
「お前が悪の根元か!」
「あぁ。いろいろ苦労したんだぞ。隠れる場所にも困った」
「廊下なんて、だだっぴろいだけで隠れる場所なんてなかったから
ゴミ箱に隠れていた。我ながら体を張ったもんだ。」

308 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/15(金) 10:19:43 ID:Nf/F3LV40
「まぁ、全容を説明するとこうだ。」

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