洒落怖
廃屋の女子学生

この怖い話は約 3 分で読めます。

156 本当にあった怖い名無し 2007/10/30(火) 01:13:43 ID:q+9dQnRL0
怖い話でも何でも無いんだけどさ、
昨日の夕方、川縁の土手を犬連れて散歩してたんだけど、
途中に川とは反対の土手を下った所に廃屋だろう平屋の掘建て小屋があるのな。
背丈くらいまで雑草の繁い茂った中に歪んで瓦が半分くらい落ちた屋根が覗いてて、
土手の斜面に少し迫り出した感じの面は桟に埃で赤茶けた窓ガラスが数枚残ってるだけでさ。
その辺り、灯火も少なくて寂しい感じのところなのよ。
で、そこを通りがかった時に何となくその廃屋を見るとさ、中で何か動いたのね。
立ち停まって目を凝らしてみたら、制服を着た女子高生らしき女の子が二人いたの。
顔は見えんかった。見えたのは膝上から首の下まで。
何か繁々と見ていてはいけない気がして、すぐに立ち去ったんだけど、
ありゃ何だったんだろう?

592 本当にあった怖い名無し 2007/11/04(日) 02:59:50 ID:Qv/z+Y0q0
何の反響も無かったんですけど>>156の続きです。

女子学生が何をやっていたのか気になったので、昨日の夕方、件の廃屋に入ってみました。
玄関口は木製の門柱が立て掛けてあって、中から板で塞いであり侵入できそうもなかったので
土手側の窓から入りました。
乗り越えようとしたら、床に釘が飛び出た板が置かれていて危ないところでした。
明るい時間帯だったから足を下ろす前に気が付くことが出来たけれど、夜中だったら踏み抜いていたでしょう。
おそらく意図的に置かれた物のようです。
床がところどころ抜けて根太床が剥き出しになり、雑草がその間から突き出ていました。

奥にもう一間あり、そちらは床板も健在で住居だった名残りを留めていました。
ボロボロの段ボール箱と腐った畳が積み上げられていて、汚れた布団が丸めて置いてありました。
ありがちな落書き等も無く、大きく茶色い染みが漆喰の壁をべったりと汚していました。
床にあった足跡は彼女たちの痕跡でしょうか。
しかし日暮れ時にこんな場所に居るなんて、こっそり野良犬でも飼ってるのかな?
ともちょっと考えましたが、そんな可愛らしいものでは無さそう。
まぁ、その辺りは浄水場とガスのタンクしか他に建物が無いようなところなので、
それはそれで不自然なのだけれども。

それで特に見るものも無かったので、退出しようとした時に、押し入れがあることに気が付きました。
物はついで、とボロボロの襖を開けてみると、何か透明な液体の入ったペットボトルとかロウソク、
髪の毛だと思われる束ねた毛と30センチくらいの古びた西洋人形(これはびびった!)などがありました。

ノートが3冊あったので持ってきてしまったんだけど、家に持って帰るのが躊躇われたので、
散歩途中にある鉄橋の下に隠して置いてきました。チラと見た限りでは白紙でしたが。
オカルト少女が何か儀式でもやってたのかな?
これだけでは怖くも何ともない話だと思いますが、一応報告させていただきました。

この怖い話にコメントする

廃屋の女子学生