子どものころの怖い話
化け猿

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408 本当にあった怖い名無し 2014/02/26(水) 23:07:18.50 ID:8a5x1cWz0
そして最初に猿と出会った所あたりにまでたどり着いた。そこから来た道を猛ダッシュ。この時が何故か一番怖かったのを覚えている。
そして猿と出会うことなく、あの声を聞くことなく最初の民家が見えてきた。そこで安心したのか俺達は「うわぁぁぁああ!」と叫びながら
民家の庭というか畑がある敷地に飛び込んだ。そしたら農機をいじっていたおじいちゃんがいた
爺「な、なんやお前ら!?どこの子や!?」とびっくりしていた。
俺達は今までの出来事を説明したが興奮と息切れで上手く説明できなかったと思う。実際じいさんも「何を言っとんねんコイツら」的な顔をしていた。
爺「よぅわからんけど親御さんも心配してはるやろ。とりあえずうちで家の人に電話しぃ」
という事でじいさんちへ上がらせてもらった。そこでお茶とお菓子食べさして貰ったんだけど昨日の焼飯以来なにも食べてなかったから死ぬ程旨かった。
そんで少し落ち着いたから俺ん家に電話させてもらった。そしたら親父が電話に出たんだけど
俺「もしもし、おとうさん?僕やけどな・・・・」
親父「○○(俺)か?どんなけ心配した思ってんねん・・・M君も一緒か?」
俺「うん・・・・・・」ここで号泣してしまった。怒られると思っていたが逆に優しかった親父と猿から開放された安堵感で一気にワーワー泣いてしまった。
Mも俺につられたのかワーワー泣き出した。見かねたじいさんが俺と電話をかわって親父と喋ってくれた
爺「○○というものです。今朝、俺くんとMくんがうちに逃げ込んできまして・・・はい・・なんや猿のバケモンに追われてた言うてるんですが・・・」
と一通り説明してくれていた。電話が終わった後、俺の親父とMの親父が一緒に迎えに来てくれると教えてくれた。そしてしばらくじいちゃんと色々話をしていたら

「あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ」

409 本当にあった怖い名無し 2014/02/26(水) 23:08:20.77 ID:8a5x1cWz0
と家の外からあの声が聞こえて来た。俺とMはもう半泣きで震えまくったよ。もちろんじいちゃんにも聞こえていて
爺「あれか?確かに動物の声やないな、長い事ここに住んでるけど初めて聞いたわ。ここでジッとしとき、大丈夫やからな」
そう言うとじいちゃん違う部屋から猟銃を持ってきた。エアーガンみたいな玩具じゃなく本物の銃だ。
爺「鹿とか猪用やけどどんな生き物でもコイツで殺せるから安心しぃ」と言ってくれた。それでもあの声が聞こえてて安心するというか、とにかく怖かった。
しばらくすると外から車の音が聞こえた。親父だ。エンジンの音がじいちゃん家の前で止まり車のドアを開け閉めする音を確認して
俺達は一目散に玄関を飛び出し親父達のもとへ走って行った。
俺「おとうさん!早く行こ!あの猿がすぐそこにおんねんっ!」
親父「アホか!まず○○(爺)さんにお礼言わんかい!」
急かす俺とMを叱っているときに

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  • 匿名 より:

    クソガキで後味悪い

  • 匿名 より:

    夜叉猿の類かな?

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