洒落怖
柿の木

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その時兄が悲鳴を上げた。俺もびびって下がったら、グニャリとしたものを踏む感触があった。
ブヨブヨで弾力があり、今思うとオナホ踏んだときの感触に似ていた。
こけそうになって足元をみると、黒?茶色?の液体が靴に絡み付いていた。
ファァアアア!!ってシャウトして俺はすぐ後ろの弟に抱きついて納屋を出た。
そのあとから兄がもうダッシュして家に逃げた。俺もすぐに逃げた。
弟はたてつけの悪い納屋の戸を閉めてから来た。

家で落ち着いていた弟が兄から話を聞くと、兄はカァ~という女っぽい声が聞こえて
手をつかまれたと言っていた。俺が液体のことを話すと兄はすごいビビッていた。
その後婆様からお叱りを受けた。その時俺が「でもあの柿の木人縛れるほど大きいか?」
と言ったら、あの木は雷で一度折れたが、また生えてきたとのこと。すごいけど、どこか恐ろしい柿の木だ。

18 :””@\(^o^)/:2014/12/07(日) 02:20:28.67 ID:a1O+WaJk0.net
俺はもう一日実家にいる予定だったが、怖くて自分のアパートに帰った。
道中は聖飢魔ⅱを聴き、ポケモンの羽化作業に没頭して恐怖を紛らわした。
アパートについてから1日後、兄から電話がかかってきた。兄は震えた声で見たといってきた。
なんでも納屋を外側からみたら、窓に中からべったりと女が張り付いていたそうだ。
怖くて聞きたくなかったから電話を切った。兄のバーカ

その後のことはよくわからないし、俺も納屋のアレがなんだったのかはまったくわからないが
俺の仮説ではあの納屋に霊が封じ込められているんだと考える。
現実の話だからオチとかなにもないけど、書いたら恐怖心が薄れた気がする。聞いてくれてありがとよ。

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