洒落怖
柿の木

この怖い話は約 3 分で読めます。

16 :””@\(^o^)/:2014/12/07(日) 02:15:15.85 ID:a1O+WaJk0.net
まとめるとこういった物語だった。つっこみどころもあるが
色々心当たりがあり、なんだか俺はこわくなった。
だって俺の家の裏庭に柿の木があるんだもん。小さいけど。

話を終えて、その家を後にした俺は自分の家に帰るのが怖かった。
祖母にその話をすると、祖母はさらに俺の家について詳しく話してくれた。

この家には元々本家が住んでいたが、あまりにも呪われていたから
俺の祖父に家を譲ったらしい(一回立て替えて現在築46年)。
その呪い?というのが、水気のない廊下が毎朝濡れていたり
主人が病気になったり、夜に砂利を踏む音が聞こえたり、犬がほえたり
子供をそこで育てると死ぬとか、なにより小さい納屋みたいな
所から変な気配がするというものだ。

思い当たる節がおおすぎた。砂利を踏む音を聞いたことはあるし
小さいときから納屋だけは近寄らなかったし、本家に婿入りした男は病気で死に
俺の爺さんも病気で死に、俺の父上も病気になった(現代医学のおかげで助かった)。
濡れてることに関しては次の日の朝ポケモンみる前に調べたら確かにほんのり湿ってた。
子供に関しては良くわからなかったけど、こりゃヤバイと思ったね。

そんなだから俺の母親は、兄が生まれる前に霊媒師だかに納屋を御祓いを
してもらったんだそうだが、「手に負えない、もっとすごい人を連れてくる」
といったきりなんだそうだ。そんなこともあってか俺は3歳まで別の実家で育てられた。
無論兄弟も3歳までは別の家で育てられた。この情報は割りとどうでもいいか。

17 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/07(日) 02:18:39.94 ID:a1O+WaJk0.net
とにかく俺は怖くなって一度もあけたことが無かった納屋を
あけて調べてみることにしたんだ。でもおれは筋肉ムキムキじゃないから
丁度同じタイミングで家に帰っていた元ラグビー部の兄と、まだ学生の
小太りな弟の3人でパーティーを組んで納屋に突入することになったんだ。
兄は金属バットと懐中電灯を持ち、俺はガスガンとピーナッツを装備し
弟はライト付きのビデオカメラを回す役割だ。俺と兄はすごいビビリだったから
なぜか武器を持っていた。俺は緊張してなのか、ピーナッツが
幽霊とかに効くと思い込んでいた。アホだ。

兄、俺、弟の順番で狭い納屋に入ることになった。俺は入ってすぐ納屋の中を見渡した。
色々散乱していたが、目に付いたのは一番奥のつづら?と白黒テレビ(だと思う)と
レコードを再生する機械だった。壁には昭和っぽいポスターが
貼られていた(女性が何か持ってる絵、顔と手の部分が破れてよくわからんかった)
兄は物に邪魔されて先へ進めないようで、俺は出入り口付近で立ち止まるしかなかった。
肝心のビデオカメラを回してる弟が中に入れないでいた。床を見ると昭和37年だかの新聞があった。
兄が一歩進んだので俺も一歩進む。

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