この怖い話は約 3 分で読めます。
この前体験したこと書きます
数ヶ月前にじーちゃんが亡くなった時の話
スレチだったらすんません
俺ん家とじーちゃん家は隣り町で
ジジババっ子の俺は小さい時は毎週末のように遊びに行って
サザエさん見てみんなで飯食って帰るのが日曜の楽しみだったんだけど
社会人になってからは仕事が忙しいのと住んでるトコも離れちゃって
ここ4、5年は盆暮れ正月くらいしか顔を出さなくなってたのね
それでもジジババは満面の笑みで迎えてくれたりして
もっと短い間隔で来れたらなぁとか思ってた
んである日の朝会社行く支度してたら突然ばーちゃんから電話があって
「朝起きたらじーちゃん突然冷たくなって全然動かない」
って震えた声で言われて会社に連絡すんのも忘れて飛んでった。
306 :本当にあった怖い名無し:2015/01/07(水) 22:22:41.57 ID:s+CgORXVU
じーちゃん家についたら俺の両親とばーちゃんと親戚の人が先に来てて
じーちゃんの寝てる布団の周りに座って泣いてた
最初はいつもと変わらないじーちゃんの顔で布団に寝てる姿を見て
ぜんぜん実感がわかなかったけど
そばによってじーちゃんの額をさわったらヒヤッとして、、、
あぁ、ほんとに死んじゃったんだ。と思ったら
ボロボロ涙が出てきてめっちゃ泣いた
それから滞りなく葬儀の準備が進んで、自宅から葬儀場に移動する前日の夜
じーちゃん家側の イトコ家族がやってきた
俺と歳の近いイトコの兄ちゃんと、奥さん、2歳になる娘さんの3人で
線香あげて飯食って、歳の近いイトコの兄ちゃんとはよくじーちゃんで遊んだりしてたんで
思い出話なんかしてまた2人してちょっと泣いてってしてたら
夜も遅くなったのでイトコの兄ちゃんは子供寝かせなきゃだから一旦帰るってなった
俺は手伝いなんかもあるからじーちゃん家に寝泊まりしてたんで
「また明日 斎場で、明日は泣くなや」なんて言って玄関先まで送ってったんだけど
307 :本当にあった怖い名無し:2015/01/07(水) 22:23:14.49 ID:s+CgORXVU
そのとき2歳の娘さん(Aちゃん)が突然玄関出て2歩くらいの所でいきなり
「じーじ!じーじ!」と言い出した
名残惜しいのかなと思って
俺が「じーじさよならなんだよー」ってAちゃんに言ったら
またAちゃんが
「こりゃいいや!こりゃいいや!」って人差し指を立てながら
「じーじ!こりゃいいやー!」って言いながら笑った
俺はうんうんと言いながら
Aちゃんに「じーじまだその辺にいるのかなぁ?」なんて冗談を言ってみた
ちなみに こりゃいいや ってのはじーちゃんの口癖で、
子供とか見てて嬉しくなるととすぐ言うのでやっぱ子供に印象に残りやすいんだなって思った
俺はAちゃんのおかげで少しほっこりして そのままイトコ家族は帰っていった
308 :本当にあった怖い名無し:2015/01/07(水) 22:24:20.91 ID:s+CgORXVU
次の日はお通夜、俺と俺の父親と数人の親族は斎場で寝ずの番の役になった