洒落怖
罪悪感

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940 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/27(月) 23:49:14 ID:5kE/cYuXO
これは俺が実際体験した話で、霊とかじゃないし怖くないかもしれないけど、
何か周りに言っちゃいけないような気がしてて
ずっと今まで秘密にしてたんだけど今日初めて話してみる。

俺が中学生で、父方のおばあちゃんが亡くなってしまった時の話。夏だったかな。
身内が亡くなるという体験はその時初めてだったんだが、
葬式の前に葬式屋(かな?)が遺体の口やら鼻に綿を詰めたり、
死に装束を着せたりするのを見てなきゃならないんだよね。
葬式をする会場に、式そのものをする大きいホールと、そのホールの隣に少し大きめの畳の部屋があって、
その畳の部屋で家族親戚共々待ってたんだよ。

941 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/27(月) 23:51:14 ID:5kE/cYuXO
そしたら葬式屋さんがおばあちゃんを運んできて、さっき言ったようなことをやり始めた。
その様子をじっと見てる。
綿詰めの他にも、遺体は燃やしてしまって骨以外残らないからか、遺体の髪の毛をちょっと切ってくれて
それを親族に渡してくれるってのがあった。
当時おばあちゃんの髪型は短めのうっすら茶色をしていて、
パーマかけてるのか天然パーマなのか分からなかったけど
切った髪の毛が何本か纏まってて、扇形をしてたんだ。
ちょうどイチョウの葉っぱの形に似たような感じかな。
うちの親父は4人兄弟の三番目で、兄が1人、姉が1人、妹が1人いたから
そのおばあちゃんの髪の毛は四人分切ってもらって順番に受け取ってた。

942 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/27(月) 23:52:52 ID:5kE/cYuXO
1人3、4束くらいそれぞれが綺麗にティッシュで包んでカバンに大事にしまう。
うちの親父はカバン持ってなかったから母親のカバンにしまって、
叔母さんは娘さんに「おかん持ってたら絶対無くすから持っといたる」とか言われて、娘さんのカバンにしまってた。
そんなこんなで死に化粧塗ったりとかも終わって一段落ついた。
時計の針は午後3時あたりを指していた。

その後は一旦解散して、うちの家族と伯父の家族、叔母の家族だけ部屋に残って
なんやかんやしながら暇をつぶしてた。
そうこうしてるうちに眠くなってきて、母親の薄手の上着を掛け布団代わりに寝てしまった。
だいたい2時間くらい寝たかな。

943 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/27(月) 23:54:21 ID:5kE/cYuXO
で、夜は確かその畳の部屋で親族とご飯を食べた。
通夜の日は故人のそばに親族がずっと居なくちゃいけないらしいんだが
伯父の家族だけ残って後は家に帰った。

家に着いたのは深夜0時くらいだったかな。
満腹だったせいかかなり眠かったのでその日はそのまま着替えずにすぐ寝てしまったんだ。
でもやっぱり昼間に寝たこともあってか、朝方1人で目が覚めてトイレに行った。
夏だと言っても朝方は少し肌寒いんで、自分のジャージの上着を着て行った。上着のチャックは閉めずにね。
で、シャツを少しあげてズボンを前だけ下げて、窓の外を何気なく見ながら用を足してると
手に何か布っぽい軽いものが乗った。

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  • 匿名 より:

    これは投稿者のお母さんの仕業だな
    おばあちゃん(=姑)の忌まわしい遺髪を便所に捨てる策略

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