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519 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2017/09/05(火) 18:15:10.68 ID:LirGZcTa0.net
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熊本の、神さまが在所している土地に遊びに行ったときの話です。
これだけで推測できる人はわかっちゃうと思いますが。
ネットから宿泊する宿に申し込み、友人と待ち合わせて行き当たりばったりで
現地へ向かいました。博多からバスで4時間弱掛かりました。
宿は最高点を付けたいほど良かったので、もう一度行きたいなと思いますが
一緒に往った友人が二度と行きたくないと涙ながら訴えるので叶えられていません。
他の友人だと都合が付かないんですよね。残念です。
何があったかと言うと、某神社で夜神楽があると言うので午後9時だか10時だかに
宿の人に神社に送ってもらいました。帰りは迎えに来てくれると言う親切な宿です。
夜神楽が始まるまで時間があり、夜の境内を友人と散策しようと歩いていました。
夜神楽はかなり有名なのでそのとき、観光客は100人はいたと思います。
だから夜の神社と言えど、人がたくさんいて友人も怖くなかったようです。
ただ境内の、夜神楽を催す会場から少し外れると寂しくなります。
境内の周囲は木々がひしめきあっていて、その神社は山の入り口にあるような作りでした。
友人はたくさん人がいる場所から遠ざかっていることが怖くなったのかしきりに戻ろうと
言ってきてましたが、ふと前方を見ると境内敷地と山とを隔てる玉垣(石の柵のこと)を
支えに立て掛けている大きな笹が4本ありました。笹は10メートルあったと思います。
風も無いのにその笹の1本だけバサバサと揺れていました。
友人はそれを見て、あまりの怖さに腰を抜かし座り込んでしまいました。
私は友人を隠すようにして、笹に話し掛けました。周囲からは変に思えたかも知れませんが
人もいないし、友人だけだし、旅の恥は掻き捨てと言いますし。
「ひとり?」と聞くとバサバサと振られます。
「この辺の人?」と聞くと竹は振られませんでした。違うようです。
「なんでいるの?夜神楽、見に来たの?」と聞くとまたもやバサバサ。
「じゃぁ、付いてきないよ、夜神楽の会場まで案内するから」と言うと今度は激しく
バサバサと竹が揺らぎました。それを見て友人は泣いてました。メンタル弱すぎです。
最後に「写真撮っていい?」と聞くと、バサバサと揺らいだので写真を撮らせて貰いました。
で、写ったのが真っ暗闇の中に浮かぶ、属にオーブと呼ばれるものよりも濃い火の玉。
さすがに友人は走って逃げていきました。置いてくなよって感じですよね。
「ごめんね。友だち怖がりだからさー」と言い、とりあえず会場へ移動しました。
背筋がゾゾゾとしていたので、あ、いるなーって感じです。でも見えません。
こんな体験書いてても霊感無いと言い切れる自分です。