洒落怖
青い箱

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279 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/06(水) 23:26:32.36 ID:C0RJjG3V0
 その箱を、その後どうしたかは定かではない。
その次の日、わき目も振らずトングでつかんでゴミステーションに捨てたのか、
それともその後の大掃除で他のがらくたと共にゴミ袋へと行ったのか、
僅かな可能性の話だが、倉庫のおもひでダンボールの奥底に眠っているとも限らないかもしれないが。
とにかく今となっては、私の目に見える場所にはない。あの連夜が夢か幻かも確かめる術は無い。

 結局あれが何だったのか、分からないのは申し訳ないが、
きっと私が勇気ある少年だったとしても暴く事は叶わなかったのだろう。
何せ指である。聞いて口が聞けたらギャグだ。
 しかし、その後御祓いなどをしたわけでもなく、
それ以上の指に纏わる怪現象を体験することはなかった。
あの神社には、夏祭りにでも寄った際、拝殿に静かに手を合わせ、あの指の成仏を願ったのみである。

291 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/07(木) 00:00:28.58 ID:C0RJjG3V0
以上、昔の記憶を書き起こしたものなので多少文章にするにあたり仮構の部分もありますが、
帰省先の田舎の伝説でもなければおどろおどろしい顔の女でもないですが
ここの趣旨に合った話であれば幸いです。
あまりオカルトテイストな文章だと胡散臭いと思ったのですが、
文面に工夫が無くて申し訳ない。
話自体は飛びぬけたものではありませんが、
同じような話があると、面白いですね。長文お邪魔した。もし足元に指がいたらよろしく。

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