洒落怖
細道

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この細道で一番怖かったのが友達とここを使い帰ってる時ヤチョウの木の
カーブを曲がる時幼稚園の草の壁がガサガサガサ!と揺れ最初は風かと思ったけれど
その部分だけガサガサ揺れている、その時なぜか虎がいると思い全力で細道を駆け下りた
なにがいたにせよ全力で駆け下りたと思うけれど
そしたらそれがついて来た、俺の真横をガサガガサガサしてぴったりくっついてくる
自分が走ってるせいで草が揺れてるわけじゃない真横だもの ってか気配があった
追っ払おうと「こらああああ」と叫ぼうとしたけれど怖すぎて
「ぬにゅるわぁぁぁ・・・」みたいな声しか出なかった
でも声を出したらそのガサガサがピタリとやんだ、気配はあるけれどガサガサしなくなった
細道を出て後ろを向いたら友達が居ない、てっきり後ろ付いてきてると思っていたのに
引き返す勇気は無かったから一番近い街灯で友達を待っていたけれどなかなか現れず
仕方なく細道の入り口で「おーい」って声をかけていたらようやく表れた
俺「遅いじゃん、歩いてきてた?」
友達「動けなかった」
俺「腰でも抜かした?笑」
友達「・・・」
俺「なんか居たよな」
友達「うん」
俺「俺追われた気がするわ」
友達「うん」
俺「声出して追っ払ったけどね」
友達「・・・」
怖かったけど興奮しつつそんな会話をし街灯の下に入った時の友達の顔色は真っ青だった
血の気が引いた顔って見たこと無いけどあれがそうだったんだろうな

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