洒落怖
陸鯨

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141 前編byスケキヨ ◆XJhZIZhIRc sage 2011/12/18(日) 22:39:46.52 ID:OEz4iIQJ0
A、B、私は赤木家に特攻。
グッタリしているF美を三人でかついで
赤木家を脱出する。すると、F美が笑い出した。
Cの言うとおり演技だったのだ。
F美「マジウケる!E子とD子、腰抜かしてるし」
F美にだまされ、肝試しはおひらきとなった。
その翌日、Xが高校に登校中事故で、全身骨折。
F美もほぼ同時刻にベッド上で全身骨折。
命に別状は無いが、肝試しした
昨日の今日で気味が悪かった。
B「G先輩のお兄さん時と一緒じゃんかー」
A「黙っとけ、B」
B「赤木家でアレかよ」
AとBは明らかに何かを隠していた。

150 後編byスケキヨ ◆XJhZIZhIRc sage 2011/12/19(月) 01:14:15.53 ID:D4j0PD7y0
[1/9]廃墟へ行った後、全身骨折になる。
A曰く昔からあの辺はヤバイ土地で有名。
G先輩の兄Hさんが全身骨折して今では寝たきり。
調べようとしたG先輩は行方不明ではなく、転校。
この間のXさん、F美は赤木家で祟られた。
Bもヤバイのは知っているが、何故かは知らない。
[2/9]大人達も絶対近づかない。
C「女子はビビリだから四人で行こう」
「赤木家の裏な!裏!そこ、重要だから」
週末に、断行した。
赤木家の裏には細い道があって、
その脇をずっと木箱が並んでいた。
Cが開けてみると、水子地蔵の石仏が。
[3/9]下りの道で、すり鉢上盆地の底が見えた。
何かを何かが囲っている。
一番外の鉄柵には有刺鉄線がまかれてた。
内側は分厚いコンクリート塀。
さらにその内側は木材の何かがある。
底へ着くと、玉砂利が敷き詰められてる。

153 後編byスケキヨ ◆XJhZIZhIRc sage 2011/12/19(月) 01:24:39.84 ID:D4j0PD7y0
[4/9]目の前には「立入厳禁」の文字ではなく、
「車」の大きな家紋が刻印された巨大な石碑。
文字は一切彫られていない。
いったい、何を祀っているのか。何を封じているか。
A「ここ、自動車じゃ来れないよな」
B「あんな大きい石碑運んで来れないよ」
C「ここで彫ったんだよ」
5/9]AとBは首を傾げたままのCから後ずさりした。
C「中へ入ろう。父ちゃんから聞いたんだ」
A「C、帰るぞ」
Cは柵の鍵を壊し、どんどん中へ入っていく。
よく見ると、柵にもコンクリートにも扉と錠前があった。
B「Cを止めなきゃな」
A「中へ入るぞ。スケキヨはどうする?」
[6/9]ふと、背後に気配を感じ、私もついていく。
A「鍵がついてる=中へ入ることもあるんだろう」
大丈夫ではなかった。
木で出来た小さな社がただぽつりとあった。
Cが社の中に手を突っ込んでいる。
何かを取ろうとした瞬間、耳鳴りがした。
Cは何かを持っている。黒いマフラーのようなものだ。

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