洒落怖
集落

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32 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/31(木) 14:40:55.05 ID:0mjhv6GZ0
335 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/08(木) 00:59:56.15 ID:d0Xg21utu
TVもないしガラーンとしていた
ちなみに父親には俺が見えてないのか?ぐらい完全に無視され続け挨拶もまだしていない
居間では親子喧嘩が始まったみたいに
先輩は「ここに戻ることはできない」、父親は「お前はしきたりでここに居なくちゃならん」
との押し問答でずっと永遠に続きそうだった
途中トイレに行きたくなり広い部屋に迷いながら、まっくらなボットン便所にびびりながら居間に戻ると
まだ言い合いを続けている、そして時折会話の中に不気味さを感じる
「お前がここを出てくなら俺を殺していけ」「母親はお前を恨んでいた」
「奇形をこれ以上増やしちゃならん」「土偶にされたいか」とか・・・・。
気付いたらもう12時回っていて、ご飯も食べずずっと・・・。
流石に疲れてついつい眠ってしまった
目が覚めると俺は布団の中に入っている
部屋は居間ではなく別の部屋のようだ
おそらく先輩が運んでくれたんだろう
時計を見ると、朝の10時ぐらいでシーンと静まり帰っている。
外に出て先輩を探すと井戸で水を汲んでいるのを発見した
「すいません・・・寝てしまいました・・」というと、ニッコリ笑って
「ごめんなぁつき合わせちゃって」といつも爽やかスマイルだ
結局夜中の3時ぐらいまで話し合ったそうだ
結局、どうなったのか聞いてみた
ここからしばらく長いのでまとめると
この集落は全て血が繋がっており代々親族である
兄弟同士で結婚をし子供を設ける
母親は先輩が産まれてすぐ病気を患うが病院がないため亡くなった
この集落から出たら2度と帰ってきてはいけない
ここでは奉っている神がおり、2月?日(この日でいう1ヵ月後だったはず)は「神の日」
今集落は壊滅の事態で、その神の日に生贄が必要でその生贄が先輩らしい

33 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/31(木) 14:43:11.27 ID:0mjhv6GZ0
336 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/08(木) 01:19:12.29 ID:d0Xg21utu
流石に「何言ってんだこいつ・・・」と思ったが、嘘をいう人ではないし真面目な顔をして話すので
どうも本当の事みたいだが今の時代に生贄とか有り得ないわけで
すぐに逃げたほうがいいと促すが腹をくくった様子で
お前にはわざわざ来てもらって悪いが帰ってほしい、そしてこの話は忘れてくれとの事。
それから押し問答を繰り返したが、先輩はだんだん怒り出しそのまま屋敷に帰ってしまった
とにかくここを出て警察なり通報するべきだろう、と考えすぐにこの集落を出ることを考えた
来た道を戻りドロドロの道を歩き、車へ向かう途中で何人か人が歩いてるのを見た
その中に小学校低学年ぐらいの子供をみたのだが、女の子なのか男の子なのかわからないぐらい
髪が長く、チラっと見える顔を見ると額がものすごい腫れあがり歩き方も変だった
大人も2人ほど居たのだが、顔に大きなコブらしきものをぶら下げてや年寄りでもないのに杖(?)をついて歩いている
服装もボロボロだしどう考えても異常で不気味

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