短くて怖い話
よっちゃん
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婆さんから聞いた話
終戦の年
婆さんは小学生だった
同じクラスに顔がすごく大きい「よっちゃん」ていう男子がいたらしい
・・・
本当に顔ってか頭がでかくて多少オーバーかもしれないが4頭身くらいだった
あんまり賢くなかった
でもすごく優しくていつもニコニコしていた
そんなある日よっちゃんが宿題を忘れてきた
戦時中の教師のレベルなんてひどいものだ
「おまえ!また宿題忘れたのか!」
そう叫びながらみんなの前で何度も何度もよっちゃんをどつきまわした たかが宿題を忘れたくらいで
「こんな大きな頭しやがって この頭は空っぽなのか!」
教師は狂ったように殴りよっちゃんは宙を舞い黒板のほうに吹っ飛んでいった
かわいそうによっちゃんはよっぽど怖かったんだろう
最後はおしっこをもらした
婆さんは俺に話しながら涙ぐんでしばらく黙り込んでいた・・・
「で どうなったの」
俺は婆さんに話の続きを促した
よっちゃん
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