短くて怖い話
母の呼ぶ声
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母親の話。
部屋を掃除してたら、廊下から義母の呼ぶ声がする。
振り返ると暖簾を指一本で退けて、目だけでこっちを見てる。
ふざけたことする義母だと思って母親が近づいて行って
「おかあさん、なにしてるんですか!」
暖簾に手をかけたらそのまま、手がガツンとぶつかった。
ドアは閉まってた。
じゃあ、あの覗いてた目と、義母の声はなんだったんだろう?
ちなみにそのとき義母は不在で、隣家で暢気に酒かっくらって騒いでた。
母はそのあと怪我したとか何もないけど、あまりに衝撃的過ぎて、20年経った現在でもはっきり覚えてるとさ。
お粗末さまでした。
母の呼ぶ声
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