心霊スポット・肝試しでの怖い体験
肝試し

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675 本当にあった怖い名無し 2011/04/08(金) 21:56:26.58 ID:kja+wGxR0
ある程度落ち着いた友人が子供のようにせがむのをなんとか言い聞かせ、
先輩Aの彼女に代わりに様子を見てもらい、先輩A、Bの二人と大家さんと部屋の外へ行き、
大家さんにひとしきりお詫びして、3人で話し合いました。
(大家さんは近所の苦情があったのと、隣に住んでいたため来たようです。)

私「やっぱり○○行ったせいかな。」
と先輩Bにも足を掴まれた件を話し、部屋にいたジャージの男や戸棚の顔についても2人に話しました。
すると先輩Bが「お前が怒らせたからちゃうんか。」等と言う事を言い出しました。

「怒らせたって 泊まったから?」
「なんかしたんちゃうんか。」
「寝ただけやがな。」
「それで怒ってんのちゃうんか。」

私は「幽霊を?」と少し笑いながら尋ねると、
先輩は急に「もういやや」と頭を抱えタバコを吸いだしました。
私は少し呆れながら先輩Aに「どうする?」と尋ねました。

A「お祓いしてもらうしかないんちゃうんか。」
「あんなもんアテになるんかいな。」
A「だってそれしかないやろうが。」
「怒ってんねやったら謝ったらええんちゃうん。」
A「誰によ。」
「○○(心霊スポット)行って 幽霊に。」
A「おい また行くんか!?」
「だって家かえってジャージとかがまた出てくるかどうか分からんし。」
A「絶対嫌や 行くんだったら一人で行けや。」
「別に来いゆうてへんがな。」

というやり取りをして、「また(友人)が叫びだしたら電話して。」と先輩Aに頼み、
私は自分の家に車を取りに戻り、廃墟へ向かいました。

694 本当にあった怖い名無し 2011/04/08(金) 22:50:12.99 ID:kja+wGxR0
夜中だった事もあり、自分で運転してみると、
廃墟へ向かう山道は中々際どいカーブなどがあって一層危険に感じました。
一度道を間違えましたが、なんとか昨日の廃墟に着いた私は、
そこでライト等を何も持ってきていないことに気付きました。

とりあえず、外側から廃墟に向かって
「すいませんでしたー。」と少し大きめな声で一声かけました。
が、何も反応はありませんでした。

「なんか反応してよ・・。」と独り言をつぶやいた反面
「俺なにやってんねやろ。」と少し気恥ずかしい感じでもありました。

私は携帯電話の明かりをあてながら廃墟を歩き回り、
「一晩泊まったからって そんな怒らいでもええやんかー。」
「帰れーゆうてくれたら歩いてでも帰ったのにー。」
と誰もいないのに独りで言い聞かせるように話しました。

正直、ほとんど明かりもないのに行くのは嫌だったのですが、
「やっぱり地下なんかなあ・・。」と思った私は、地下に向かうことにしました。

地下に向かうと、前には感じなかった人の気配を一気に感じました。
「おおっ。これは・・おるなあ。」と気丈に振舞うためかわざと口に出し、
「いきなり後ろに立ってるとかはやめてね。」と言い 地下の真ん中あたりまで歩きました。
ほとんどなにも見えず真っ暗でしたが、そこで立ち止まり、
「もう来えへんから。 ごめんね。」
と誰かに言うように言い、少し待ちました。

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