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今正直、幽霊に取りつかれているみたいで、鬱であんまりうまく書けるか分からん
この話は今の幽霊とは関係ないんだが、俺の中で一番やばかった話なので聞いてほしい。
もう20年以上前だが、小学1年の頃話。
当時の実家は、ボロイ小さな平屋で、玄関から入って、左にトイレ、右に風呂場、キッチン。洗面所はなくてキッチンの流しを兼用していた。
まっすぐ入ってリビング用に使ってる部屋、奥に入ってタンスとか物が置いてある部屋や寝室があるという作りになっているんだ。
深夜にトイレに起きて用を足して、寝室に戻ろうと、廊下を渡ってリビングに入った。
瞬間、異様な空気に感じた。
薄暗いリビングの奥方から青白い光と電信柱みたいに馬鹿デカい気配がこっちに向かってくるんだ。
錆びた鉄のような匂いを伴って、ゆっくり部屋の奥から向かってくるその気配に俺は立ち往生していた。
親がいる寝室へはその気配に塞がれている状態になっていて助けを求めることができない。
玄関に行こうとしてその気配に背を向ける恰好になるのはまずい。
そうこうしているうちに気配は肉眼で認識できる位置にやってきた。
俺はその馬鹿でかい気配の正体に驚愕した
それは、白いワンピースみたいな服を着たやっと立ち上ばかりの2歳~1歳くらいの女の子が
手に出刃包丁を持ってこっちにまっすぐ向かってくるんだ。
116 本当にあった怖い名無し 2013/12/28(土) 03:01:05.70 ID:fWGH/I6y0
歩みは遅いんだが、頭が真っ白になってた。
認識はしているのに体が動かない。
ゆっくりした動作の幼児が無表情のまま自分を刺そうとしている
俺は、右手で女の子頭、左手で包丁を持った手を抑える形になっていた。
よく幽霊はものすごい力があるといわれいるが、その時の力は強かったが
それでも小学生でも抑えられる程度のものだった。
その姿勢のまま数分経った頃。俺は腕が疲れてきてこのままじゃ刺されると思ったのと、
相手が遊んでいるような雰囲気を直感し、包丁があたらない形で左側に体を倒し、
そのまま死んだふりをした。小学なりにとっさに考えたアイデアだ。
「うわ、やられた」と言って、そのまま必死で目をつぶった。
俺は目を閉じた瞬間、本当に刺されて殺されるかもしれないと恐怖したが、
薄め越しに見た彼女は、そのまま立ちつくし、その後、足元や頭の周りなどうろうろしだした。
この時初めて大声で親を呼ぶアイデアが浮かんだが、もうどうすることもできなかくなっていて、
俺は閉じた目をさらに強くつぶった。
どのくらい時間が流れただろう。気配は完全に自分の周りから消えていた。
目をゆっくりあけると、
気配と青い光はキッチンの方にあった。キッチンの流しの上は窓になっていて、
俺はいたずらでそこから外に出たことのある経験上、奴もそこから外に出ていくのではないかと
期待した。しかしその気配はキッチンの奥の食器棚と冷蔵庫の辺りをウロウロしている。
ご褒美かよ