洒落怖
見知らぬドア

この怖い話は約 2 分で読めます。

670 本当にあった怖い名無し sage New! 2014/02/08(土) 02:56:32.89 ID:at/5Q1Fd0
中学生の時、腕を骨折して通院している時期があった。

ある日、病院内でジュースを買おうと、
通院中よく利用していた自販機(一番端の通路の行き止まりにある)に行くと、
二つあった自販機の横の壁に、ドアがあることに気付いた。今までその場所には結構行っていたが、
死角になっていたのか目に付かなかったのか、そんなものを見つけたのは初めてだった。
ただ、その時はあまり気にしていなかった。
さらにもう少し日が経って、もう退院間近となった日、
またジュースが飲みたくなってその自販機の前に行くと、例のドアが少しだけ開いていた。
一瞬、えっ?と思ったが、好奇心に負け、向こう側をちょっと覗いてみようとドアを開けた。

ドアの向こうにはかなり長い廊下が一本続いていて、人は通っていなかった。
突き当りに曲がり角も見えたが、どういう訳か廊下の電気が全て薄暗く、かなり見づらかった。
しばらく見ていたが特に何も起こらず、なんだつまらない、とドアを閉めようとした時、
突き当たりの曲がり角から人影が曲がってくるのが見えた。

人影はこちらに向かって歩いて来ている様だった。よく目を凝らしてみると、
まだ距離が遠くて表情は分からなかったが、その人影は片腕だけが異常なほど長く、
地面に引きずっていて、しかも何故か首を左右に振りながら歩いていた。
その不気味さに気付いてぞくっとした瞬間、ゆっくりと歩いていたそいつが、
変な大股?歩きになり早足でこちらに向かって来た・・・。

パニックになって慌ててドアを閉め、ジュースも買わずに待合室に走った。
その後そこには退院まで近付く事も避けていたので、結局あれの正体は分からないままだった。
生きていた人間だったとしても、そうじゃなかったとしても、もうあんな怖いもの二度と見たくない。

この怖い話にコメントする

見知らぬドア
関連ワード
サイト内でよく見られています
関連ページ