この怖い話は約 3 分で読めます。
しばらくすると(4~5分)オヤジがフロントに戻ってきた
冷静な面持ちだった。
オ「何も、ありませんし、いませんでした。」
その様子を見て、オレも冷静になった
オレ「二人とも、見たんです。黒い影を・・・行ったり来たりして
冷やかしでも、言いがかりでもないです。
逆に今までにこのような霊現象?は何度もあったんですか?」
オ 「私は、雇われ店長ですが、一度も耳にしたことはありません。」
毅然とした態度で、きっぱりいいのけやがった。
しかし、目を見ていても嘘をついているようには見えなっかた
しかし、目を見ていても嘘をついているようには見えなっかた
おれも、ここで引き下がる訳にはいかなった。部屋をかえなくては
俺)「でも、こういうのって商売上よくないですよね。二人が見たことは
紛れもない事実ですから?」
オ)「どういう意味ですか?」
多分、金銭でも要求しているのと警戒したように見えたか?
ここで、彼女には言ってなかったが、小さな声で
俺)「今の部屋の枕の上のカガミが気になる。また出てくるような気がする
からどうしても換えてほしい」
643 610の続き sage 2009/08/16(日) 00:05:49 ID:YhwnMvnu0
オヤジは、おれの話を聞いて、泣いている彼女を見て
オ)「わかりました。空いている部屋をしらべます。」
すぐに調べて、2部屋空いていることが解った。
しかし、すぐに問題が発生した。
空いている2部屋が、1Fと3Fで両方奇数の部屋は鏡があること
を告げてきた。
彼女が、「絶対1Fは嫌だ(風呂場があるから)3Fにして」
といって、やもなく30○号室に決めた
オレは、本当に今すぐ家に帰りたかった。
でも彼女に押し切られてしまった。
3Fでもカガミがあるならと考えたら、気が狂いそうだった
その後、2Fの部屋に荷物を取りにいった。
オヤジも言わずとも気を利かせてくれて、同伴してくれた。
644 610の続き sage 2009/08/16(日) 00:07:10 ID:YhwnMvnu0
20○に戻った時、不思議と嫌な感じが全くしなかった。
生暖かい風も吹いてこなった。カガミはなるべく見ないようにした。
彼女は、やはり泣いていたが、泣く時特有のえずき?みたいのは
止まっていて、少し落ち着いているようだった。
そのまま、オヤジ同伴で3Fの30○室に向かった。
向う途中の廊下・階段で、自分の心拍数が上がっていくのがわかった
30○に着いて、オヤジが扉をあけた。
その後を、続けて入っていった。
生暖かい空気は吹いてこなかった。
中に入っていくと、やはりカガミはあったが
不思議とそこまでの恐怖を感じなかった。
がこの後、「黒い影」を上回る恐怖がオレをまっていた
646 610 sage 2009/08/16(日) 00:12:07 ID:YhwnMvnu0
部屋に入ってしばらくして、すこしずつ彼女は落ち着き始めた。
オレは、すぐに眠れるように酒を勧めた。