予知・予言
悲鳴
この怖い話は約 2 分で読めます。
でも店主さんは全然気にしてない様子。
その後も15分近く色々な煙草を勧めてきて帰るに帰れない。
営業トークにも呻き声から悲鳴に変わった声にも我慢できなくなった頃、意を決したKが
「おばあさんの声しませんか?大丈夫なんですか?」と聞きました。
そしらた
「え、なんのことですか?」といって笑った店主さんの顔が今でも忘れられません。
それから追い出されるように店を出てからの帰り道、
虐待なのか、幽霊なのかさんざん論議したけど怖くてまたその店に行く勇気もなく
警察に通報してもなんて説明したらいいかも分からず、
家に帰って両親にその話を相談して寝ました。
それでそのまま次の日には忘れてたんですよ、そのこと。
その一週間その家が火事になって
店主さんとそのお母さんが焼死体で発見されたって聞くまでは。
どうやら自殺らしいです。
痴呆症の母親の介護と貧乏に疲れての。
目撃した人の話によると店主さんは火傷を負いつつも
一度家の外に出てきたのに
「お袋がまだ中に居るんだ」っていって
また火の中に飛び込んだらしいです。
215: 本当にあった怖い名無し:2011/09/09(金) 18:59:42.82 ID:yNH+7jFf0
>>214
最後です。
私とKが聴いたのは虐待中の悲鳴だったのか、
それとも幻聴だったのか。
未だにそれは謎ですが、
両親たちみたいに人の死期がわかる能力なんか欲しくないと思っていた私も
きっと色濃く体質を受け継いでるんだなと思った体験でした。
乱文の上、長文で申し訳ありませんでした。
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そんな体質あっても救えなきゃ意味がない件