学校の怖い話
図書館にいるモノ

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むしろ私よりも後輩の方が興奮しているみたいでした。
ゾロゾロと数名のギャラリーが集まり、私は後輩とギャラリーの1人に肩を貸してもらい1階まで戻ると、突然書架に挟まれてパニックになった。
落ち着いてバーに触ればよかったのにそれを忘れてしまって思わぬところまで挟まれてしまった。お騒がせして申し訳ない。
と経緯と謝罪を述べて納得して頂きました。
しかし後輩だけはどうにも納得がいかないようで、「本当にそれだけなんですか?」と聞かれましたが、
まさか「幽霊だか何かに襲われてボンレスハムになりかけた」ともいえず、なんとかやりすごしました。

570 5 sage New! 2006/12/03(日) 10:51:32 ID:fJaZu2+r0
翌日、一応職員に報告して実際に安全バーが効いてるのかテストし、異常なし。という結果がでたところで、気をつけてね。といわれました。
しかし課長と主任だけがどうにも納得しないようで、別室に連れて行かれこんな話を聞かされました。
「実は5年前にも似たような事故があってアルバイトの学生が1人挟まれたことがあったんだよ。
そのときにも大事には至らなかったんだけど、2度目ともなるとやっぱり何かあると思うんだけど何か変わったこととかなかった?」
私は思わずぞっとしました。昨日のアレは、やはり本当にいたんだ。
書いていて自分でもよくわかりませんが、それが確かにこの図書館に存在する。そう心の中で何故か確証しているのです。
私は就職活動を理由にアルバイトを辞めることにしました。
勿論本当の理由は図書館が怖くなったからです。

しかし、果たしてあれは何だったのでしょうか?うちの大学で自殺者が出た、という話は聞きませんし、ましてや図書館なんてそういた話とは無縁といっても過言ではありません。
私はなんとなくですが、何十万冊とある図書館の蔵書の中に、本来あってはならない本が紛れ込んでいるのではないか?
もしくはただそこにあるだけで手にとってもらえない。そんな本たちの念ではないか?

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