洒落怖
夢のファミコン

この怖い話は約 3 分で読めます。

「トイレの花子さん2」(編著・花子さん研究会)
KKベストセラーズ 1994年1月5日・初版 発行
172頁~177頁
『恐怖のファミコンソフト』

子どもの頃に、三○さんは己の体験した事を投稿しました。
大人たちに『恐怖のファミコンソフト』と題され、本に収録されました。

まずは、当時のゲーム事情をご説明します。
ファミコンにはディスク・システムという周辺機器がありました。
ディスクと申しましても、黄色いフロッピーのような物です。
これが実は優れものでした。
両面にゲームソフトを1作ずつ収録できます。
そして、ゲームソフトは随時書き換えが可能でした。
街のファミコンショップへ行けば、500円で新しいゲームを入れてもらえました。
書き換え以前のゲームは消去されてしまいますが、中古転売やトレードするのに比べたら…
新しいゲームを手に入れるハードルは、断然低かったのでした。
それだけではありません。
ゲームの書き換えが終わると、現金200円または週刊少年ジャンプのバックナンバーをもらえました。
任天堂と集英社にどんな提携があったのかは知りません。
確かなのは(実質300円+飽きたゲーム1本)で新しいゲームを買える時代があった事です。
それゆえ三○さんたちは、子どもだけでゲームを買いに行っていました。

873 :夢のファミコン(2/7)@\(^o^)/:2015/02/18(水) 10:29:16.15 ID:GLEb9PmC0.net
もう一つ、ゲーム事情についてご説明することがあります。
ゲーム販売はともかく、ゲーム開発を正規のゲーム会社に隠れて行う事は困難です。
でも、不可能ではありません。
ゲーム会社がファミコン等の開発プラットフォームを保持しているから、困難というだけです。
物理的には、中古ゲーム等の無断販売と同じくヤミで行なう事が可能です。
しかしヤミで行なっても、ふつうメリットはありません。
高価なライセンス料(上納金)を払わなくて済みますが、そのぶんサポートを受けられません。
どうにかゲームソフトを開発しても、正規品のように流通させる事は不可能です。
逆に、正規品として開発されたゲームの流通が不可能となる場合もあります。
元締めのゲーム会社が発売を差し止めれば、正規の流通は望めません。
特段の契約が無ければ、ふつうプラットフォームホルダーには対抗できません。
必ず発売中止になるとは限りません。
しかしゲーム内容の改変、発売の延期、広告なしとか流通地域の制限などを余儀なくされます。

「恐怖のファミコンソフト」は、どうやって三○さんたちの手に届けられたのでしょうか。
……というより、どうやって私の地元に届けられたのでしょうか。

私の地元は伏せます。いま住んでるところも、伏せさせていただきます。
光優会OBのうち、光優会根絶派のみなさんがいらっしゃるからです。
地元にはいまも実家があります。近くにありておもふ故郷。

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  • 匿名 より:

    キチ○イが書いた文章?

  • 匿名 より:

    投稿者がガイジやんw

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