子どものころの怖い話
斑点

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そしたら、その先生の額にも斑点があらわれた
最初はホクロみたいに小さかったけど
1週間くらいかけて、じわじわ顔中に広がっていった
あー、こいつ死ぬわ、と思った 誰にも言わなかったけど
斑点が顔にビッシリ浮かんだ頃、案の定その先生は死んだ
自殺だったらしいけど、生徒に知らされたのは「事故」だった
187 :5@\(^o^)/:2015/03/19(木) 09:59:12.46 ID:ZtFm3BrN0.net[5/5]
その先生が死んで気が付いた
それまでも、もしかしたら…って考えてたけど、この件で確信した
これから死ぬ人に黒い斑点が浮かぶんじゃなくて
私が憎いと思った相手に黒い斑点が浮かぶんだってこと
思えば、最初に斑点が浮かんだおじいちゃんも、よく私を叱ってた
ちょっとしたことで怒鳴ったり、叩いたりしてきたから
私はおじいちゃんが嫌いだった
幼いながらに、「死ね」とは思わなくても、本能的に憎んでたはず
だから、大好きなおばあちゃんが亡くなる時には斑点は浮かばなかった

そのまま高校を卒業して、大学は何事もなく平和に過ごした
新卒で就職した会社でもよくしてもらったけど
コミュニケーションと称してセクハラをしてくる上司は殺してやった

それから10年以上 今では結婚して子供もいる
よくある嫁姑問題なんかも一通り経験してるけど
いつでも殺せると思うと心に余裕ができて、表面上は仲良くしてる
気がかりなのは新卒時代に上司を殺すのに
念じてから死ぬまでに2週間以上かかったこと
年をとるにつれてこの変な力(?)が弱くなってるのかもしれない
腹が立つことがあったら、まずは姑で試してみようと思う

あまり怖くないかな でも実話

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