洒落怖
二階の窓から

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俺はこいつ何言ってんだ?と思ったけど黙っていました。
スゴイ嫌な感じがしたから。

「なんであそこがお客の家なの?空家だよ?」
「だってねぇ、○○さん(俺の名前)俺ずっとあの家見てたけど
さっきからおじいさんが二階の窓から俺達を見てたんだよ?
カーテン越しにず~っと!!」

俺はそれを聞いて急いでエンジンをかけようとしました。

「馬鹿おめぇやべぇぞ!!あそこは二階には上がれねぇんだよ!!」

俺はもう怖くてセルも上手く回らないほど焦っていました。
でもそいつは

「何してんの?居たんだって。早く行こうよ。」

って俺を誘います。
もう怖くて怖くて急いでそこから離れ、斜向かいのお客さんの家に飛び込み
ました。(仕方ないので仕事もキチンとしました)
その間もF君は

「ホントに俺らの事見てたんだって。あそこ人住んでんだよ。」

と繰り返してました。
俺は何も聞こえないフリをして仕事を終えるとすぐに店に帰りました。
未だにあそこに居たその じいさんってのが誰だったのか、解かりません。
何で最初にあの場所に行ったのかも・・・・。

おしまい。

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二階の窓から
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