洒落怖
Aの事情

この怖い話は約 3 分で読めます。

221 さんた sage  2008/09/06(土) 21:45:17 ID:TQ9AdLFv0
俺は無我夢中で通話ボタンを押す「もしもし!A?」帰ってきたのは男の声「おまえかぁあ なあ?お前本当に殺すぞ?なあ家に行くぞ??なぁあああ?Aはなぁ?俺のものなんだよ一生俺のものなんだよぁああああああああ」
男だとわかったがもの凄く甲高い声だった 若気の至りか俺も切れてしまい「お前何様?お前Aの何だんだよ?殺すだぁ??ふざけてんなカス 来るならコイヤ」電話が切れる
何がなんだかわからなくなりその日は家に帰った それからAのことを忘れようと努力し続けた 何日も何日もかけても忘れらなかったけどようやく落ちついてきたある日のこと
学校帰り 家の前に立つ男 線が細く顔は痩せこけているメガネ 首だけを曲げてこちらをずっと見てる そのとき俺はあの日の電話のことを思い出した あの男だ つかつかとメガネは俺の方に向かって歩いてくる 年にして40半ば
「お前 OOだな いいか今からお前を殺すからな ぜったwっささhづおい」何を言ったかよくわからないがメガネの右手には十得ナイフが光っていた 情けない話だが俺は完全にびびってしまいダッシュでその場から逃走
足にはそれなりに自信があったがその男は離されずについてくる この世の顔とは思えない形相で追ってくる 節々で何か言っているらしく声にならない声を上げている 手にはナイフ 圧倒的にこちらがフリだったが俺もただ闇雲に走ってるわけじゃなかった
俺の家の近くには交番がありメガネをうまく誘導するつもりだった 案の定メガネはまんまとひっかかった 途中で交番が目に入り引き返したが時すでに遅し 俺はすぐさま警察に報告 あえなくメガネは御用となった
その後の調べでメガネはA子の父親ということが判明 俺も何度も警察に呼ばれたが結構精神的にまいっていたので親と同伴で調べを受けた あらいざらい全部話した Aのこと 電話のこと
それからA子から電話などが何回かきたが怖くて出ることはなかった  メガネはAの父親であることは確かだ よほど娘が大切だったのだろう しかしメガネのAに対する愛情は明らかに異常だった 
Aとメガネはの親子関係がどういったものだったのかはわからない わかろうとも思いたくない これは俺にとって一生忘れられなう出来事です

この怖い話にコメントする

Aの事情