洒落怖
不可解な記憶

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この記憶を9歳のときにアルバムを見ながら母に話したら母は不機嫌になり「誰に吹き込ま
れたのか知らないけど、あんた私のお腹の中にもいなかったよ。」と冷たく突き放された。

そう、神社の御遷座は調べたら私が生まれる2~3年前だった。それなのに休憩所の間取り、その日の昼食、練り歩いた道順は完璧に覚えていたし、調べた結果も記憶どおりだった。
以来私はこの事を誰にも話していない。
両親は当時不妊で悩んでおり当時の事は思い出したくも無いらしい。
祖父には当時既に8人の孫がいたが、子供と険悪で孫全員と疎遠だったのでどうしても手元に
孫が欲しかったらしく、あちこちで孫が授かりますようにと祈祷していたらしい。
祖父と一緒に酒を呑んでいたらしい人物が鍵を握ってると思うのだが、祖父は既に他界して
おり、知る術はない。

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不可解な記憶
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