洒落怖
2つのトンネル

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しかし、あのトンネルに近づくにつれ、また異変に気付く。

・・・ない。

さっきは二つあったはずのトンネルが・・・・一つしか・・・ない。
トンネルの入り口まで行っても、あの乗用車の影も形もない。

不気味に静まり返ったトンネルが、何事もなかったかのようにぽっかりと口を開けているだけだった。

つづく

602 2つのトンネル (4/4) sage 2009/07/11(土) 14:21:16 ID:AC5u4pXt0
そのトンネルを通る気にはならず、結局、二人は引き返して遠回りした。

後日、運ちゃん仲間にその話をしたのだが、誰も似たような経験をした人はいなかったそうだ。
その峠自体、いわく付きとかでも何でもなく、日中はそこそこ交通量の多い場所らしい。
その後も同じような時間にあのトンネルを通っても(そこ通らないと仕事にならないらしく)、
またトンネルが二つ・・・って事は無かったと。

で、数ヵ月後にAは高速のSAでたまたまBと再会し、あの時の話になった。
話を聞くと、Bもあの無線のノイズのような耳鳴りを聞き、直後、真っ赤な光を見たらしい。

「まぁ、今となっちゃ何だったのか解らねえけどよ、あのトンネルはこの世とは別の場所に繋がってたんだろうよ。
おめぇも見ただろ?あの真っ赤な光。ありゃまるで・・・地獄みてぇだったなぁ。
俺はな、あのトンネルも、消えたあの車も、この世のもんじゃねぇと思う事にしたぜ。
だってよ、あの車がもし人間だったとしたら・・・・どうなったかなんて考えたくもねぇ・・・
俺たち二人、まとめて狸にでも化かされたんだよ。そういうことにしようや、なぁ(笑)」

そう言ってBが笑うので、Aもそういう事にしようと決めたんだと。

おわり

P.S. 長文&駄文でスマンかった。

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