この怖い話は約 3 分で読めます。
最初に上がったBが「お宝見っけ!」と真っ先に鎧兜に方に走っていった
俺は「馬鹿め、それは宝泥棒の目を欺くための囮よ。真の宝はこの奥にある!」とか言って馬鹿ガキ全開でみんなで宝探しを始めた
しばらくするとBが鎧兜の置物から兜を取り外して被りだした
ガキのくせに時代劇とか好きなやつだからなぁと呆れて見ていると、いきなりBが苦しみ始めた
近くにいたCがBに駆け寄って「大丈夫?」と声をかけようとしたその瞬間!
ひゅん! と空気を裂くような音が聞こえた
突然のことで何が起こったかわからない俺たちの目の前には、尻餅をついてBに差し伸べていた右手を左手で押さえているCと、そのCの前で仁王立ちで玩具の刀を上段に構えるBの姿があった
俺は最初はBがふざけてCに玩具の刀で斬りかかっただけだと思ったが、そのときDが「やめろ!」と叫んでBに体当たりを食らわせた
Dの体当たりで吹っ飛ぶB
すぐさま立ち上がったDがCの肩を掴んで立たせようとするが、Cは腰が抜けてしまったのか立とうとしない
唖然としている俺にDは「お前も手伝え!」と声をかけてくる
「あ、ああ」と気のない返事をしてDたちに近づいたとき、それに気付いた
Cの足元に溜まっている血溜まりと、cが左手で押さえている右手から滴る血流を
310 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/27(水) 18:28:12 ID:sH38iju70
信じられないことに、CはBに斬られていた
それも、Bが手にしている駄菓子屋で買ったビニール製の玩具の刀で
俺よりも二人の近くにいたDはそれに気がついてCを助けるために咄嗟にBに体当たりを食らわせていたのだった
とりあえずこの場は逃げなきゃと、Cに「おい、立てよ!」と声をかけるが、Cは呆然とした表情で右手を押さえたまま立とうとしない
よく見ると血溜まり以外にもCの座っているところに水溜りができていた
大きななりをして小心者のCはBに斬られたことですでに放心していたようだった
俺はDと顔を見合わせた
Cは「関取」というあだ名で呼ばれるくらいの大柄な体格で、俺たち二人ではとてもCをっ張ってはいけない
かといって、Cを置いて俺たち二人だけで逃げることもできない
DがCにビンタを食らわせるが、Cは正気に戻る様子もない
俺たちが顔を見合わせている間にDに吹っ飛ばされたBが地の底から響いてくるようなうめき声を上げながら立ち上がろうとしていた
やばい、マジやばい、あれはBの顔じゃないよ
起き上がったBの顔は怒りに歪み、その口からは恐ろしいうめき声が流れ出ている
狂気をたたえたその目が俺たちの姿をとらえて、Bはゆっくりと俺たちの方に向かってきた
その手に玩具の刀を携えて
311 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/27(水) 18:37:39 ID:sH38iju70
もうだめだ、Cを連れては逃げられないと思った俺は覚悟を決めてDに目配せした
大柄なCを盾にして迫り来るBと対峙する俺とD
ひどいとか言うな、マジで怖かったんだよw
