洒落怖
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暖簾越し
この怖い話は約 2 分で読めます。
キシッ…っと廊下の床が撓む音がした。
築14年だし、そろそろ撓む事もあるだろうと、なるべく考えないようにした。
だけど、続けてキシッ、キシッ、キシッ…と何かがこちらに踏み寄って来る音が聞こえた。
この時、暖簾の向こう側に何かいる…と思った。
暖簾越しに視線をばしばし感じて、風呂上りで暑いなと思っていたのが嘘のようにサーっと血の気が失せていくのがわかった。
何かヤバイと思い、居間にいる姉に向かって「お姉ちゃん」と呼びまくった…が、姉は来てくれなかった…。
膝がガクブルしてきたので、「お姉ちゃんっ!!ちょっ、さっさと来い!!」とついキレ気味で大声を張り上げてしまった。
姉がようやく何事かと洗面所にやってきて、「どうしたー?顔、真っ青だけど」と言われた。
鏡を見ると、風呂上りにもかかわらず、本当に真っ青で鳥肌が立ちまくり本当にやばかった。
とにかく、姉に今までの経緯を話すと姉も真っ青になり、とにかく二人の間で今はお盆だし、ソレはご先祖様の誰かって事にし、だから怖いもんじゃないよねと。
何か危害を加えられたって訳じゃないしね…。悪いもんじゃないよ…と、そういう結果に落ち着いた。
その後、やはり部屋に上がるのが怖く、姉のお布団で寝させてもらった。
3日目は特に何も起こらなかった。
とにかくお盆のこの出来事は怖がりの自分にとってはひたすら怖い3日間だった。
大して怖くなくってゴメン。
そして思った、ほんのりに書けばよかった!
