洒落怖
破滅まで

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528 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/03/18(木) 06:13:44 ID:mera6Lf90
「文章は同じ?数字だけ減っていって?」
「そう」
「浮気した日とか、お泊りした日とか、そういうのをカウントしてるのかな…?」
「そのあたりは本人が最初に考えたみたい。けど、思い当たらないって。お泊りした直後に必ず来るわけで

はないし、何もせず普通に話したりした直後にくることもあったとか。」
「この手紙は今日来たのね。最初はただのイタズラかと思ってたんだけど…さすがに気味悪くなって…N君

(俺の苗字)怖い話とか推理モノとか好きじゃん?わからないかな?」
「わかんねーよ、そんなの…お話はお話だしよ…このカウント、…何をカウントしてるのかはわからないけ

どさ、破滅ってなんだろな…」
「…離婚…かな…?」自身無さそうに答える
「…まぁ、世間一般なら離婚は破滅には違いないだろうけどさ…なんかこれ、もっと深刻なモノなんじゃな

いの…?」
離婚してもお互い思い思いに再婚できるから、それだとむしろ好都合なように思った
「………」
「こんな悪魔だか、化け物だかわからんけど、毎回手書きとか、…怨念こもってねぇ?多分、4人の誰かは

悔しいから相手を寝取り返してやったとか、そういうのなんじゃん…?それなら憎しみも燃え上がるだろ…


実際には、絵からは燃え上がる憎しみというよりどろどろの汚泥をイメージしたけど
「冗談じゃなく、殺人事件とかになる前に、お互い浮気はやめて、夫婦同士会わないようにしたほうがいい

んじゃないかなー…」
「…そうだよね。やっぱりそうしたほうがいいって言っておく!久しぶりにあったのにごめんね。こんな話

題で。気味の悪い話じゃない?他人を巻き込んだら悪いなって思って誰にも話せなかったの」
俺「………」

529 本当にあった怖い名無し sage New! 2010/03/18(木) 06:14:02 ID:mera6Lf90
こんな感じでこの話は終わったんだが、思いのほか長話しちゃったようで、
土曜だったこともあっていつも使ってたホテルが満室だった。なので別なホテルにした。
外の見てくれは綺麗だったんだが、中はちょっとボロめな感じだった。
部屋の中がタバコ臭くて、マジ外したなーと思った。
風呂に入ったらさ、白いバスタブの外側の隅っこのほう、赤茶けてるんだよな。
金属類はその付近になかったから錆びじゃなさそうだった

正直、あんな話のあったあとだから気味悪くって、彼女には言わないでおいたんだ。
んで、やることやって眠ったら、雨が降ってる夢だったかな…全体に灰色がかってて、
雨どいに水がたまっていくのが印象に残ってて、というかそれしか覚えてないんだけど
起きた時寝汗がびっしょりになって、起きた。
雨以外にすごい不気味な何かを見たんだけど、思い出せなかった。
彼女も起きてた。あっちは夢の内容全然思い出せないけど、やはり怖い夢をみたとかで目が醒めたらしい。
いつもなら時間延長して昼過ぎまで寝っころがってるんだけど、今回ばかりはすぐチェックアウトした。
コピーもその場で捨てた。

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