洒落怖
トンネルの呪い

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556 本当にあった怖い名無し 2009/07/11(土) 03:38:51 ID:UvX0GVcj0
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それから久しぶりにAを見かけ、トンネルでの事なんかを詳しく聞く事になったのは秋近く
怪我はもう大丈夫そうだったが見た目は他人が見ても心配になるぐらい、もう
以前と比べれば病人みたいだった
夏休み中で学生もまばら、たまたまAは書類を貰いに学生課に来ていたらしい
(書類は休学届だったんだが、確かに見た目からして休学したほうが良いように思えた)

噂もすっかり定着した頃に当事者登場となれば本人から話を聞きたくもなる
デリカシー皆無の野次馬状態の俺等はちょうど昼メシ時、何人かで集まってる輪の中に
Aを加えてこの際根掘り葉掘り聞く事にした
寮が火事にあったCは実家に帰ったままらしく、Dは相変わらず入院中
BにいたってはもはやAすら近況を知らなかったぐらいで、A自身もう一人で
抱え込んだ原因不明の恐怖感を誰でもいいからぶちまけたかったんだと思う

案外嫌がらず、噂の発端になった「トンネルでの出来事」について話してくれた

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