何でも怖い
眼力

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A君は少し変わっていたため、友達の間ではイジられ役だった。
よくイジってたのは俺だったため、A君は俺に対してそれとなく冷たかった。
そんなA君の家で、友達数人とかくれんぼすることにした。
鬼はもちろんA君。皆それぞれ隠れ、俺は押入れの中に横になって入った。
「もーいーよー」という声が聞こえ、Aが皆を探し始めた。
しかし、いくらたっても足音さえしない。
俺は痺れをきらして襖を少し開けてみた。

868 : 本当にあった怖い名無し : 2012/08/20(月) 06:46:27.71 ID:TaBlpADB0
すると
目が合った
A君の目だったが、物凄い恨みを込めて睨み付けるような目だった。
俺はすぐさま襖を閉じた。
その眼力に失禁しそうだったが、何も起こらず、俺は最後に見つかった。
その後も何事もなく皆で帰ることになった。
そして
馬鹿だった俺はようやく気付いた
俺が横になっていて目が合ったのだから、A君の顔も横になっていたのだ。
俺はA君と関わるのをやめた。

お し ま い

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