一人暮らし
戦術家
この怖い話は約 2 分で読めます。
で、ここでEが取った行動なんだけど、そのまま寝ちゃったらしい。E的には『今動いたらヤバイ』
という自分の本能に従ったとの事。でも、その場に居てもヤバイって気もするけどね。
まあ、取り敢えずその日は何事も無く朝を迎えた。何事も無ければそれで良いんだけど、Eの奴、
そこで『俺は霊に勝った』とか思っちゃったんだそうだ。
んで、まあ優越感に浸ったままバイト行って、そこで調子こいて「俺、霊に勝っちゃったっすよ!
しかもソイツ、首がヒョロヒョロしてて傾いてやんの(プッ」とか言っちゃった。
でも、そんなEに対して、幽霊はムカついたんだろうね。それから数日後、また出ちゃった。今度
出たのは風呂場。しかも、Eは洗髪中。スッポンポンだし風呂場だし、逃げ場無し。幽霊も中々の
戦術家だね。
で、その幽霊、明らかに怒ったような顔して、Eを見てたそうだ。しかもさ、カクカクカクカク!って感じ
で、Eに迫ってきた。その時、傾いた首が小刻みに揺れてたのが滅茶苦茶恐かったそうだ。
当然、Eビビリまくり。悲鳴上げたら居なくなったそうだけど、流石のEも本格的にヤバイって思っ
たらしく、部屋から逃げる事にした。でも、貧乏の悲しさ。引っ越すにしても金が無い。
だもんで、昼も夜も必死なってバイトして金貯めて、眠い時はネット喫茶で過ごして何とか脱出。
今は無事に別の部屋でエロ同人ライフを満喫しています。まあ、幽霊を馬鹿にしちゃいけないっ
て事だよね。
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