後味の悪い話
ひらめ

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既出だったらごめん。怪談レストランから3回目の出典
「ひらめになれ」
魚屋の女の子が呪いの人形を手に入れる。
その人形に針を刺し、呪いを込めて土に埋めると相手を呪うことができるという。
そこで彼女は、同じクラスでまるで目が片方に寄ったひらめのように自分のノート
などをちら見してくる金谷さんという女の子を呪いでひらめにしてしまおうと
人形に針を刺し、「金谷さん、ひらめになれ」と呪いをこめて土に埋める。
その翌日から金谷さんが学校に来なくなる。そして数日後。

彼女が魚屋で店番をしていると、売り物のひらめが急に彼女に話しかける。
「よくもあたしを、ひらめにしたわね」
そこで彼女はそのひらめが金谷さんだと知るが、金谷さんは私だけひらめには
ならない、あなたもひらめになるという。
気がつくと、少女もひらめになり金谷さんの隣に並んでいた。
そこへ父親が帰ってくるが、当然娘がひらめになったなどと知るよしもない。
ひらめが二匹いることに不審に思う父親に助けてくれとじたばた暴れるが、声
が出ず逆にいきがいいと思われ父親は刺身にしようと包丁を取り出す…
原作、アニメともにここで終わっていてそのあとは不明だが、おそらく助から
ない。
人を呪わば穴二つ、つまり人を呪えばその呪いが自分に返ってくるという教訓
らしいが、自業自得とはいえあまりの救いのなさが怖かった。

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