洒落怖
オカルトサークル

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823 本当にあった怖い名無し New! 2012/06/25(月) 12:14:21.21 ID:CiGBQ5D5O
S君は一人でどんどん進み地下室がある所で「この中が丁度いいよ、見られないし」と言いながら地下室の階段を降りて行きました。
僕は地下室という事で怖さがありましたが一人残される方が怖くなり、S君の後を追って地下室へ降りて行きました。

地下室に入り中を懐中電灯で照らしました、ですが…S君がいない…
そう思った瞬間でした「ギィギ」と鈍い音を立て地下室のドアが閉まり鍵の閉まる音が背後から聞こえてきました。

何が起こったか分からず少し放心状態になった後、すぐにドアに駆け寄りドンドンとドアを叩きながらS君を呼びました、するとドアの向こうから小さな音で「カカッ」と音が鳴った後に階段を上って行く足音を聞きました。
暗闇の中S君の足音が離れて行く音を聞きながら恐怖で頭が埋め尽くされました。

824 本当にあった怖い名無し New! 2012/06/25(月) 12:16:36.51 ID:CiGBQ5D5O
そこからの記憶は余り残ってはいません、半狂乱になりながら必死でS君の名前を叫びながらドアを叩き続けた事、2日後に助け出された時の事位しか記憶にありませんでした。

助け出してくれたのはO君でした。

閉じ込められたのは2日間だけでしたが消耗が激しかったらしく、右手首にヒビが入っていた為に1週間程入院する事になりました。

僕が無事退院した次の日に自宅にO君とMさんが来てくれ、会った瞬間に謝罪をしてくれました。
そして事の詳細を教えてくれました。

825 本当にあった怖い名無し New! 2012/06/25(月) 12:22:41.80 ID:CiGBQ5D5O
(ここからは廃墟での事です)

二人が先に進んでいるとS君一人だけが戻ってきて僕の事を聞くと「気分が悪くなったみたいだから先発グループに言って先に帰らせてやった」と聞いたらしいのでした。
二人は心配しましたが先発グループの車が無かった為、先に帰った事に対して疑ったりは無かったみたいで、月曜に会えるだろうと考えていたようです。

ですが月曜になっても大学に僕の姿は無く、僕から月曜も来ると聞いていたMさんは心配になり先発グループの人に体調がそんなに悪そうだったかを聞いたようです。
すると「H(僕の事です)の体調が悪くなったから少し休ませるから長くなりそうだ、だから先に帰っていいとS君から聞いた」と聞き、S君にその事を聞いた所「知らないよ」と白を切ったそうでした。

明らかにおかしいと思ったMさんがO君に話しO君がS君に問いただした所、廃墟に閉じ込め置き去りにした事が分かりMさんとO君二人で廃墟の中を探し地下室で僕を見つけたようでした。

826 本当にあった怖い名無し New! 2012/06/25(月) 12:27:33.54 ID:CiGBQ5D5O
O君は次の日大学でヘラヘラ笑いながら話してるS君を見つけあまりにもムカつき殴り付け「お前頭おかしいのか?あいつを殺す気だったんか!?」と怒鳴りつけるとS君はニヤニヤしながらこう言ったそうです。
「あいつさ最近調子に乗り過ぎね、根暗でキモい奴だったから話しかけてやったっていうのにさ、しまいにはMさんにも馴れ馴れしい、死んでも構わんでしょあんな奴」と言い放ったと聞きました。

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