心霊スポット・肝試しでの怖い体験
はし

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流石に少し驚きましたが、その声が友人のSに似ていたこともあり、後ろにいた先輩に「今のSの声でしたよね?何かあったんですかね?」と声をかけました。
先輩は、さあ、声は聴こえたけど、と呟いて首を傾げます。
私は残った仲間達を心配しながら、階段を降りて行きます。
中程まで降りて、後ろを見ると、先輩が降りてきません。
私が「先輩は行かないんですか?」と言うと彼は、お前が降りたら行くよ、多分そっちの方が良い、と返して、私の右斜め前方を顎で指しました。
わたしも反射的にその方向を睨んでみますが、何もありません。
内心、やれやれ、と思いながら、私は階段を降り切りました。
内部は中々に広く、お地蔵様が左右に沢山、置いてありました。

59 はし ◆PZGoP0V9Oo sage New! 2012/06/29(金) 23:55:49.46 ID:53ctqr0f0
私は、そのお地蔵様の首にかけられている赤い布を見て、「ここに来るまでにあった地蔵にはかけられてなかったなあ、あれをかけられているお地蔵様と掛けられていないお地蔵様は何が違うんだろう」といったことを考えていました。

すると、階段の上にいた先輩がいつのまにか降りて来ていて、「あれ、○○(男前の先輩)は?」と声をあげました。
周りを見渡すと、確かにいません、少しゾクリとした瞬間、人1人が横になってギリギリ通れるぐらいの狭さの隙間から男前の先輩が出てきました。
「駄目だ、奥は行き止まりだったよ。これだけなの?ここ」
と、心霊スポット巡り先輩に訊きました。
彼は、うん、と言って、そろそろ帰るか、と提案しました。
私は幽霊をみることは出来ませんでしたが、雰囲気はかなり楽しめたのでそこそこ満足していました。
洞穴をでたときに、私が、Sの叫び声が聴こえた気がして、心配ですから少し急ぎませんか、と言うと、皆少し早足で来た道を戻り始めました。
しかし、残っていた皆の元に辿り着いたとき、私の予想と反して、皆はワイワイと談笑をしていました。
そして、心霊スポット巡り先輩に「どう?w出た?w」なんて訊いていました。
私が一緒に行った先輩達に私の聞き間違えだったみたいです、と謝っていると、残っていた組がゾロゾロと一列になって、洞穴への道を進み始めました。
私たちは七人で行ったのに対し、彼らは二十人程
余りに不公平ではないか、と私が笑いながら言うと、やはり、皆七人だけでその場に留まるのが怖かったようで、いつのまにか、円を作っていました。
私の右隣に心霊スポット巡り先輩、その隣にギャルの先輩のことが好きな先輩、その隣にギャルの先輩、その隣に2人組の先輩、その隣に、男前の先輩、そして、その右隣に私、といった形の円でした。
皆で、怖かった、だのなんだの話していると、急に右隣の心霊スポット巡り先輩が黙り込んで、2人組の先輩を指で指しました。

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