この怖い話は約 3 分で読めます。
ハッと目が覚めました。
何故目が覚めたのか、最初は分かりませんでした。
完全な覚醒で、頭の中はスッキリとしており、自分の気配を殺して辺りを確認しました。
まだ辺りは暗く、眠ってから30分から1時間程度だと思いました。
しばらく静かな空気に身を潜めていると、階段を登る足音が聞こえ始めました。
革靴のような音でコツコツと階段をのぼってきます。
一気に緊張して、音に耳を済ませて息を殺しました。
そして、ドアをガチャガチャする音が聞こえました。
音の方向的に階段の鉄のドアです。
開けてくるのか不安な気持ちになり、建物から逃げようか考えていました。
部屋は二階のため、最悪飛び降りようと考えてジーっとしていました。(2Fから飛び降りて逃げた経験があります)
しばらくガチャガチャしていましたが、諦めたのか音は消えました。
しかし、階段を降りる音は聞こえていないためにドアの向こうに相手はまだいるはずです。
どうしようか悩んでいると、いきなりドアをドンドンドンと強く叩く音が聞こえました。
非常に怖く、身動きもできずジーっとしていました。
数分間でしょうか、ドンドンと叩く音がずーっとなっていましたが、ピタリと止まりました。
するとドアの開く音もしていないのに共用廊下から足音が聞こえてきました。
そして、自分がいる部屋のドアノブがガチャガチャと動きました。
ビクッーとして、声を出さず、呼吸音も相手に聞こえないように口を抑えていました。
開かないのが分かったのか、足音はそのまま通り過ぎ、そのまま何の音もしなくなりました。
もうベランダの窓を開ける音すら立てるのが嫌でジーっとしていましたが、そのうち眠くなり再びソファーでうずくまっていました。
その時ベランダの外を見ていたのですが、上から足がヌッと出てきました。
え?と思って動けないでいると、足はただ、見えるだけで何も動きがありません。
ただ窓の外、上の階からスラックスのズボンと革靴が出ています。
もう、よくわからなかったので思い切って私は共用廊下に面したドアを思いっきり開けて、鉄のドアを開けて階段をかけおりて逃げました。
その後、どうなったとか、そういう話はありません。
ただ走って逃げて、コンビニに入って立ち読みしていると、後は店員に通報されたのか、巡回のお巡りさんか分かりませんが補導されました。
ただ、足を見たことは今でも忘れられません。
以上です。
怖くなかったかもです、すいません。
