洒落怖
井戸の中

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怖い話ではないが、実話。

 小学生の時、都内のボロアパートに住んでいた事がある。
そのアパートはかなり古く、敷地内には枯井戸があり、木の板で蓋がしてあった。
井戸自体は戦前からある物らしい。余談だが、家の裏は墓だった。

 ある日学校から帰ると、神主(?)が来てて、井戸の前でお払いをしていた。
親に話を聞くと、アパートの住人が夜中寝ている時に、腹の上で誰かが正座して自分の方を見ていたらしい。
それで神主を呼んで見てもらうと、敷地内の井戸に何かあるらしいと言う。

 で、井戸に降りて行って調べたら、数十匹の猫の死体(ミイラ)が出てきたらしい。とにかく膨大な量。
お払い後、井戸はコンクリートで封鎖。その後すぐにアパートは取り壊しになったが、井戸だけはなぜか残っていた。

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井戸の中
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