この怖い話は約 3 分で読めます。
暫らく、そんな格闘をしていたが、ふいに女性はスッと手を離し、スッーと私の車の方に近づいていった。
その様子は、オカルト好きの私がよく耳にしていた「幽霊の移動する様」そのものでした。
もう私は、ガクブルで「ヤバい、車に・・・」と思う間もなく、女は車のむこう側の影の方へ消えていった。
557 名前: ma–bu◇ 2006/08/05(土) 16:24:59 ID:GYIRNbW/0
どうしようか5分ほど思案していたが、いつまでもボックスに居るわけにもいかず、嫌々出ることにした。
恐る恐る車に近付き、横目で車中を見るが人の形は無かった。運転席を開け、改めて中を確認してみても女はいなかった。
「消えてくれたのかぁ」と安心したが、車の中は電話ボックスのようなムワッとした嫌な空気だった。
電話する事はあきらめ、一刻も速く帰るため車を飛ばした。
・・・走り始めてすぐに、後ろの座席に気配を感じた。湿気混じりの生温かい気配だ。
私は「ミラーは絶対見ない、見たくない」と決め、周りを視界に入れないよう自分の前だけ見て運転し続けた。
・・・すると、今度は助手席に気配を感じた。
・・・あの女がいる、こちらを見ている。黒い影だったけど、はっきりと目の端に映った・・・。
私は、耐えかねて素早くルームライトを付け、助手席を見た。しかし、ライトを付けようと腕を伸ばした一瞬の間に女の影は消えていた。
その後、気配は消えたが、私はライトを付けっ放しで家路についた。
559 名前: ma–bu◇ 2006/08/05(土) 16:32:48 ID:YAfJFVcI0
後日、この話を同じ大学に通い、同じ道を通っているであろう高校からの友人に話してみると、
その友人はサークルをやってせいで8、9時にその道を通るのはザラみたいだった。
しかし、その友人は「いつも、速く帰りたい一心だから、わからない」と言った。
そういえば、私もあの時以外にあの電話ボックスに注意して見ることはなかった事に気付いた。
そして、「何か、あそこであったんじゃないか」 と考え調べることにした。(オカルト魂だな!)
すると、ローカル新聞でそこでは放置車両が、ごく稀にあり、それと同時にその辺りに失踪者や行方不明者が発生していた。
そして大学にも、そのような貼り紙がしてあることに初めて気付くことになった。
しかし、肝心のあの女のような人はその中に見当たらなかった。そして、この女の身元は未だわからない事から、
この女が元凶であると推測される。
・・・もしかしたら、私も失踪者になっていたかもしれないと思うと洒落にならないぐらいガクぶるだ。
今度、友人何人か連れて試してみよっなかぁー??
