洒落怖
工場の幽霊

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もう18年くらい前の話だけど母親から聞いた話です
母親が静岡県のM市の食品工場で働いていたんですが、その工場では幽霊の噂がありました
そこで働いてる人たちのほとんどが一度は変な体験をしていて母親もその一人でした
母親が体験したのは夜遅く帰るときで、その日は母親とチーフのおばさん二人だけ最後までいて
見回りもし、さあ帰りましょうと外にでて駐車場に出たときにチーフの人が「二階の明かりついてる」
と言い、母親も二階を見たら消したはずの明かりがついてて、すこし気味悪く感じたけどほっとくわけには行かず
チーフが階段の途中で待ち、母親が二階の電気を消しに行くことになりました。

二階に行き、スイッチを消し階段を下りたとき、そこにいたチーフが「シャワー室の水も出てるんだけど・・・」と
母に言いました。シャワー室は二階の奥にあり、二階の電気を消した母にはその音が聞こえなかったそうでした。
母は「私には聞こえませんよ!」と言い、二人でワーキャーさわいでるとチーフがまた「今度はなんか鼻歌聞こえるんでけど
あんたほんとになんも聞こえないの!?」と言われホントにパニックになりいそいで会社をとびたしたそうです。 これが母親の体験ですが実は自分もそこで変なものを見ています
まだ幼稚園のころ、幼稚園が休みにはいるといって母に仕事場に連れてかれ、仕事がおわるまで二階の休憩室で遊んで待ってろといわれゴジラを見てるときにふと部屋の外の大きいデスクのほうを見ると椅子にソバージュの女の人が座ってこっちをみてるのが見えました

ものすごく怖い顔をした人だったのは覚えてます
それから母親がきたので、「さっきチリチリ頭の嫌な顔の人がいた」と言い、ほかの特徴も言ったところ
そんな女の人はこの工場にはいないと言われました

まあよく考えれば対して怖い体験でもありませんでした

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