洒落怖
病院の子

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遅くなって、しかも流れ無視してごめん。書き溜めてないし文書くの慣れてないから読みにくいかもしれん。
地元の後輩の話。
この間、数年ぶりに地元に帰った。
俺の地元は洒落にならんくらい糞田舎。
ちっさい地域を未だに○班で区切ってて、年寄はそれを部落って呼んでる。
部落という言葉に悪意とかはなく、昔から使っててそれを今も使ってる感じ。
んで、帰っても暇だったからじじばばに交じって恒例ご近所井戸端会議☆をしてたんだ。
~部落のもんは若いもん来てから畑もせんで毎日遊んどる。とか、
あいつもとうとう施設に送られた、とかどうでもいい世間話をしてた。
そんな話を延々とされていい加減飽きてきて、
ふと思い出した近所の後輩の話を聞くことにした。
幼い当時はその話をするとじじばばだけじゃなく、親も不機嫌になって口を閉ざしていた。が、俺はもはや大人、じじばばは耄碌している(はず)。社会人なら失敗を恐れるな、トライトライトライ!だ。

186 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/14(土) 15:21:49.35 ID:C/DeGeQC0.net
「ねえ、ばば○班の病院の子って今こっちゃいるが?」
瞬間、家のばば様顔真っ青にして黙りこくってしまった。
「病院の子」とは俺が小学校中学年の頃越してきた開業医一家の兄弟のこと。
そこの一家は核家族で夫婦と二人の子供(兄と妹)で暮らしていた。
その一家は子供もびびるくらい美男美女だった。
当時その部落の班長だった俺は兄弟の面倒をみてた。
同級生は皆羨んでて、小坊ながら超優越感に浸ってたのを覚えてる。
でも親とか祖父母は俺が面倒みてた(っても登下校一緒にしてただけ)のをよく思ってなかった
。直接口にはしないけどそれはなんか感覚的に分かってた。
ほかの子もいいなーって感じだけどあんまり兄妹に近寄らなった。
それに腕がいいと噂されながら、学区の人たちはその家族の病院には行かず、わざわざ隣市の病院に行ってた。
めっちゃ近所の俺でさえそうだった。

みんなの言動が不思議でなんであの病院行かないのか、おそるおそる親に聞いたこともあった。でも、気にするなって一喝されて終わった。
あと、他人の面倒みる暇あったら自分の勉強しろってなぜか怒られた。

187 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/14(土) 15:23:03.48 ID:C/DeGeQC0.net
そんな後輩の話を聞いてみたんだ。ばばはゆっくり答えてくれた。
「今はおらんよ。◎◎さんとこおる」◎◎さんとはこれまた近所の有名な精神病者隔離施設。
田舎だからか、こんな大きな隔離施設があるんだ。
表向きにはちゃんと病院の名前語ってるけど。オカ板だし知ってる人は知ってるかも。
は?って思ったけど「そうなんだ、でさあの一家をなんで避けてるの?」みたいなこと聞いてみた。
根本的な疑問はそこだし。
そしたら、「(俺)も大人だから言うがな、あの一家は悪い神さん持っとるだ、それをよそさんに勧めるのはよくない、分かるろ?」ってさ。
そんでばばの話はおしまい。なんか怖がってるみたいだし、これ以上は聞けない。
俺、おばあちゃん大好きだしさ。

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