子どものころの怖い話
42階

この怖い話は約 3 分で読めます。

258 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/21(日) 03:17:19 ID:G0lBhYvz0
8歳ぐらいのときに体験した話。
俺の住んでいた近所に市営住宅があったんだけど、そこは
なぜかエレベータに二階のボタンが無かった。
なのに二階は存在していて外から窓越しに二階を眺めると
気の天井が目に入ったのを覚えている。
なんというか、子供ながらに気味が悪いと感じたし、寒気
がした。
その二階へは階段からも行けないようになっており、階段
の途中で二階へ通じる扉もなかった。
その住宅に住んでいた友達Aは「あそこにはルンペンがいる
らしいぞ!」って冗談で言いながら笑ってた。
ある日、そろばん教室の帰りで夕方6時ごろだったと思う。
例の市営住宅は帰り道なんだけど、前を通るときに誰かに
呼ばれた気がした。立ち止まって市営住宅に目をやると、
二階の窓が目に付いた。
中では白い人影が右へ左へと行ったり来たりしていた。
するとたまたまそこをクラスの友達Bのおばちゃんが通りが
かったので「おばちゃん、あそこに誰かおるで」って呼び
止めた。おばちゃんは「ええ?誰もおらんよ?」って俺が
指差したほうを見ている。
俺は少しイライラして「ほら!あそこにおるって!白い人影
が動いてるやん。よく見て!」と強い口調で言った。
おばちゃんは困った顔をして「ああ、ほんまやねえ。誰やろ
ねえ」と嘘を言いながらそそくさと帰っていった。
だって本当に見えていたらもっと凝視するはずだ。
その後も俺は白い影を見ていると、影はピタッと止まって手
招きみたいな動作をし始めた。

259 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/21(日) 03:17:42 ID:G0lBhYvz0
俺が恐怖で硬直していると、人影が二人、三人と増えた。
一人は手招き、ほかの二人はこちらを直視している。
恐怖に震えた俺は何を思ったのか、その市営住宅に住んでいる
Aのところへ行こうとエレベータに乗った。
Aの部屋は4階だ!早く!早く!とエレベータの中で焦った。
1→3→4とエレベータが上がって行き、4階に着くと同時に俺は
転がるようにエレベータから飛び出した。
友達の住む部屋へ一目散に走った。

しかし、途中で俺は妙なことに気がついた。扉が無いんだ。
今までエレベーターから数十メートルは走ったはずなのに
通路には一つとして扉がなかった。
それに気付いた俺は叫びながら無我夢中でエレベータに戻った。
でもボタンを押しても1階からエレベータが動かない!

・・・くそ!こんなときに!

どうしよう・・・

どうしよう・・・・・・

・・・そうだ!階段で降りれば良いんだ!

俺はエレベータの右側を少し行ったところに階段があること
を知っていたので走った。
すると階段の扉が見つかり、俺は救われた気持ちで扉のノブ
に手をかけたがそのとき、扉にかかれた数字が目に入った。

この怖い話にコメントする

  • 匿名 より:

    屁コキ嘘つき野郎はいらん

  • 42階
    関連ワード