子どものころの怖い話
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木曜の怪談
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あの鏡に何かいわれがあったのかもしれないが、親にきいても心当たりはないらしい。
その後、鏡のあった場所には鳩時計が置かれるようになった。
これも深夜に突然鳴ったりするので、それでまた怖い思いをしたがそれは別の話。
ただいまだに俺の中でしこりのように残っている気がかりなことがある。
それはたまに自分がトイレのドアから自分を覗いているという夢をみること。
そして自分が左利きであること。
はじめ、親に左手で箸を持っていることを咎められ矯正されたが、いまだに箸と鉛筆以外は左を使っている。
もう10年以上も前の出来事だから、記憶違いしているだけかもしれないが、どうも自分はあの事件が起こる前は右利きだったような気がしてならないのだ。
何故なら、あの事件以来足を怪我していることを差し引いてもしばらく様々な面で不自由を強いられたようなきがするからだ。
いまでも、鏡を見ると鏡の中の自分がにらんでいる、ような気がするだけの話である。