ホテル・旅館
古い旅館

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肩で息をしていたと思いますが、田中が異変に気がついてくれて電気をつけ私を気遣ってくれました。
私はまだ、金縛りがもたらした幻聴であって幽霊がどうのとかは断定はできないと思っていましたので、必要以上に怖がらすような事はしませんでした。

413 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/08/24(土) 22:47:59.08 ID:IoFDoXcaP
6.最後です
どこかに連投は3つまでみたいな記述もありましたね。
その後もラジオから変な声が聞こえたり、色々あって結局寝付いたのは2時過ぎでしたが、そのあたりの経験は省きます。

以下は、翌日失礼のないように、女将さんから聞いた話です。
一昨年の丁度今頃、中年の夫婦が3連泊の予定で泊まりに来たそうです。
特に不審な様子もなかったそうですが、二人は最後チェックアウトをした後に、旅館近くの小さな崖から飛び降り自殺を図ったそうです。
男性の方は即死でしたが、女性の方が亡くなったのは翌日でした。

女将さんの話では、二人の霊はこの旅館に居ついているのではなく、お客さんが連れてくるのではないかとの事でした。
感性の強い方のようで、お客さんが来た時、連れてきた場合はなんとなく予感がするそうで、最初私たちを断ったのもそのためだったとの事でした。
年に数回妙なことがあるそうで、どうしたものか、悩んでおられました。

私が一つだけ理解に苦しんだのは、私の足をつかんだ理由です。
恐らく湯の中に引きずり込もうとかではなく、何かを訴えたかったのではないかと考えています。
女将さんの話を聞いてそのように思いました。
私たちは野生の草花でしたが花束を作り、自殺したと思われる場所に置いて3人で手を合わせてその場を後にしました。

以上です。駄文失礼しました。

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