ストーカー・きちがいの話
狂った訪問者

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そして、その窓の外は砂利が敷いてある。つまり、誰かが窓の外の砂利を踏んでいるということになる。
さっきまでかいていた汗が今度は一気に引いていったらしい。
Bは再び身を硬くした。砂利を踏む足音はゆっくりと自分の部屋の方向に近づいている。やばいやばいやばい。
足音はとうとうBの部屋の前に止まったらしい。窓とカーテンを隔てた向こう側に・・・
こっちから窓の外を見たわけではないが、わかるらしい。わかるというのは、窓の外の何者かが、明らかに自分の部屋の中を覗こうとしていることが。
Bは布団に横になり、息も殺して、動かず、再び携帯が鳴らないことを祈った。居るのがばれたらヤバイ!殺される!

大げさかもしれないが、その時は本気でそう思ったらしい。
早くいなくなってくれ!そう思って目をつぶっていたら気付いてら朝になっていた。
起きて目を覚ますとあれは夢だったような気がしてきたらしい。普通に飯食って、学校に行く用意をして家を出ようとした時に、ふと気になったらしい。
カーテンを開けてみた。そこには、窓に明らかに男と思われる手形と砂利の上にいたような足跡が残っていたらしい。

これが同じアパートに住む友人Bの怖い話・・・ 同じとこに住んでいる俺からすれば洒落にならない怖い話です。
俺の後日談もあるのですが、興味がある方が多かったときにまた書かせていただきたいと思います。

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狂った訪問者
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