学校の怖い話
扉の隙間

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何もいえません。絶対おかしい。聞いてはいそうですか、と納得いくもんじゃない。
でも、それ以上の説明はナシだ、とかたくなな態度をとられました。

あの子は、
ずっと以前から、
そしてこれからも、
真夜中の学校で、
じっと、あの部屋にこもっているのでしょうか?
あの、意思のない、黒いマルだけの瞳。
誰もいない暗闇の中で、なにを思うのでしょうか?
暗闇の中で、なにを見るのか?

何より嫌なのは、そういう事情を聞いて、遊び相手になってやろうかという気持ちが私の中にわいてこないんです。
まだ、隠している事がある気がする。教育委員会や行政など、その手の機関に相談するということも考えました。
だけど、つい先ほどの事なので、まだまとめる時間がほしいというのも事実です。

そしてまた、月曜日が来る。

ご清聴ありがとうございました。

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