学校の怖い話
四隅ゲーム

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私「四隅ゲームってさ」
全員「?」
私「雪山でやると、暗闇の中一人増えてるとか言うじゃん。違うんだよね。
みんな忘れちゃってるだけであれって本当は5人でやってたんだよ。だから続いてたんだよ。
本当のルールは5人で始めて、途中で誰かこっそり抜けるんだけどそれでも何故か続くっていう奴なんだけどさ。神隠しの方法らしいんだよね。暗闇だから誰が抜けたのか解らないじゃん。そんでそのまま消えちゃうらしよ。記憶も書き換えられちゃうんだって。
雪山から帰るとき、あれなんで俺達6人乗りのワゴン借りたんだっけって。なんで缶詰5人分あるのって。
ねぇ私達さ、本当に最初から7人だったっけ?」

253 リア女子高生 ◆90TXzhvFQ. sage 2008/02/24(日) 16:40:55 ID:6TNl9rVlO

誰も何も言わなかった。

考えてみればおかしなことばかりだった。
四隅ゲームは壁伝いに行うものだ。なのになぜあの時
K子は真ん中にいったのか。
普通ならT子の対面である私とT内の間に行くはずなのに。
あたしぃ、と聞こえたのもK子の後ろ。私とT内の間。

沈黙が重かった。

T子「…歌うか!」
M山「そうだな歌うか!」
私「イェー!」
T子がメインパート、私が女声ハモリ、M山H松が男声ハモリでドレミの歌を歌った。
S籐とT内が手拍子をしていた。K子は、顔をひきつらせながら耳を塞いでいた。

「さぁうーたーいーまーしょー!」

私「…K子さん?」
K子「…T子のパート一人多かったべ?」
T子「え?」
K子「N村でもなくてT子のパート、めっちゃ高い声で誰か歌ってたべ?耳塞いでもそいつだけ明瞭に聞こえたべ?」
その時の立ち位置が↓
T子
M山 S籐
H松 T内
K子
 私
私とH松の間に、何故か一人分のスペースが空いていた。

254 リア女子高生 ◆90TXzhvFQ. sage 2008/02/24(日) 16:45:28 ID:6TNl9rVlO

どうしてか、その場にいた全員が、いるはずのない『さとみ』を認識していた。見えてないしいないって解っているのにそれが『さとみ』だとみんなそう思っていた。
さとみなんて存在しない私の冗談だったのに。

あの銀色の亀裂は何だったのか、私の横にいたのは誰だったのか。
さとみってなんなのか。
それはこの後起こった不可解なことと同時に解るのですが、ちょっと文にしきれないので書けたら持ってきます。長々スレ消費してすいませんでした。

255 リア女子高生 ◆90TXzhvFQ. sage 2008/02/24(日) 16:51:52 ID:6TNl9rVlO
6の立ち位置しくったので訂正
    T子
  M山  S籐
  H松   T内
      K子
     私

私とH松の間に一人入れるスペースがあった

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