この怖い話は約 4 分で読めます。
勝手に書く。
義父は昔からDVの傾向があって、義母にも一人娘である俺嫁にも事あるごとに
手を上げたらしい。
外見はおとなしそうなので誰も信じなかったそうだが、嫁は結婚して実家を出
られたので凄く感謝していた。気の毒なのが義母で、二人分のDVを一人で受け
るハメになったんだな。
これは義母が入院してから聞いたのだが、杖で殴るわお茶の出し方が気に入ら
ないからって湯飲みを投げつけるわ、限度を超していたらしい。
で、去年の春に義母は睡眠薬ごっそり飲んで自殺を図ったのだが、幸か不幸か
未遂に終わって。バカ義父はそれでもDVやめなかったもので、次に義母は酒の
勢いで夜中に某山の展望台から飛び降りた。
それでも死ななかったのだから凄い婆さんなのだが、さすがに頸椎にヒビが
入って4ヶ月の入院。それが去年の秋頃。
で、俺は警察からの電話で大事な会合を途中退席するハメになって身元確認に
行って、それから義父に報告に行った。そしたら。
「バカめ、死んでも葬式なんか上げてやらん!」
DVのことを嫁から聞かされていたので、今まであんま好意を持って接すること
はできなかったのだが。ここで完全に「人間のクズめ」と思った。
一人娘である嫁は軽いパニ障持ってて、免許もない上仕事を抱えているものだ
から。仕方なく自営業で会社立ち上げたばっかの俺が全ての面倒を見るハメに
なった。まだヒマだったから…。
121 110 sage 2012/03/24(土) 15:35:01.40 ID:PTsjFvjL0
義父は体は動くけど自分では何一つできない(やらない)人間なので、家政婦
さんに来て貰って家事を頼んでいたのだが。1ヶ月経ったあたりから全てがおか
しくなった。
DV人間は身近に居る人を虐待していないと気が済まないらしいんだな。家政婦
さんに対するセクハラ・暴力行為が始まったんだな。しかも家政婦さんが帰っ
て夜が遅くなると酒を飲み出しあちこちに電話をかけて意味不明のことをわめ
き散らす。挙げ句の果てに意味もなく警察や救急車を呼ぶ。
俺も何度か救急病院に引き取りに行かされた。それで周囲から諫められると、
今度は「もうダメだ。自殺する」と言い始めた。本人が言ってるだけならどー
でも良いことだが、ケースワーカーが危険防止のために施設への入所を勧めてきた。
俺もその方が助かるのだが、義父は人工透析を受けているので透析設備がある
特養じゃないと無理。しかもそんな特養は県内に2箇所しかなくて常に空き待ち。
仕方ないから申し込みだけ行って、危険回避のために家政婦さんに夜間付き
添いをお願いした。そしたらやっぱり暴力にセクハラで、ほんと家政婦さん
に申し訳ない日々が1ヶ月以上も続いた。
ここからよーやっと本題。バカ義父は自分じゃ何もできないから、俺が通帳を
預かって義母の入院代とかいろいろな支払いをやって、残りを義父の小遣いと
して渡していた。そしたらある日。
「少ないじゃないか」
「何が?」
「年金。もっとあるだろ」
「あるけどあんたの奥さんの医療費とか家政婦さんの支払いがあるだろ」
「そんなことない。15万よこせ」
市営住宅で爺い一人が暮らすのにいくら必要だと言うのか。バカ義父は
年金は全て自分の物だと言い張って仕舞いに怒鳴り合い。バカは警察に電
話までかけたが、言っていることが支離滅裂で相手にされなかった。
ある程度こうなることは予想していたので、親戚一同に通帳類は全て預かること
を承認してもらっていた。バカ義父も最初の時点では支払いの代行を頼むと口頭
で言っていたので、その時に全て出させていた。